暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第29話
[2/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
再会を微笑ましそうに見守っているリィンを見たベルフェゴール達はそれぞれアリサに視線を向けた後微笑みを浮かべた。
「―――リィン……!!」
するとその時リィンに駆け寄ったアリサがリィンを強く抱きしめた。
「あ……」
「―――リィン……本当にあなたなのね?まさか、こんな場所で会えるなんて……!」
「アリサ……その……元気だったか?何とかグエンさんと合流できたみたいだが……」
「うん……―――じゃなくて!元気だったかなんてこっちの台詞でしょう!?あれから一体どうして……どうやってノルドの地に!?セリーヌはともかくセレーネ達までいるなんて……」
リィンの言葉に答えかけたアリサだったがすぐにある事に気付いてセレーネ達を見回して指摘した。
「はは……ちょっと事情があってさ。あとで詳しく話すけど……本当に色々な事があったんだ。すまない、心配をかけたな。」
「ううん………それは私のセリフよ。―――あの時はごめんなさい。」
「え……?」
突如アリサに謝られたリィンは何のことかわからず呆けた。
「……私達、わかっていたの。あんな風にわかれて……貴方がどれだけ苦しむか……どれだけ深く後悔して自分を責めるだろうかって……」
「あ……」
「わかっていたのに……ああするしかなかったの。あれが私達の……ううん、帝国の未来にとって最善の選択だって思えたから。……そうやって全てを貴方に押し付けて……だから……本当にごめんなさい。」
「アリサ……」
アリサの話を聞いたリィンは仲間達を見回した後アリサに話しかけた。
「……謝る必要なんてないさ。みんなのおかげで俺は生き延びる事ができた。みんなも無事でいてくれて……こうしてまた会うことができた。だから―――ありがとう。今、俺が言えるのはそれだけだ。」
「……リィン……ん……」
「あ…………(アリサ……)」
「リィン……!ん……ちゅる……リィン……れる……れる……ちゅる……会いたかった……!」
そして互いに見つめ合ったリィンとアリサは舌を絡める深い口付けを交わした。
「わわっ!?」
「フフッ……」
「ふふふ……まさに予想通りの展開ですね。」
「まあ……わたくし達が見ている目の前で熱い口付けを交わすなんてアリサさん、凄い大胆ですわね。」
「リィンに会えてよかったね、アリサ♪」
「おお……っ!たった半年近くでもうそこまで進展しておったのか!?うむ、さすがはワシの孫娘じゃ!」
その様子を見守っていたエリオットは顔を赤らめて慌て、ガイウスとリザイラは静かな笑みを浮かべ、セレーネは目を丸くした後苦笑し、ミルモは嬉しそうにし、グエンは興味深そうに二人を見つめ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ