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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第28話
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が使えなくなっているという事でしたが……」

その様子を見守っていたセレーネとエリオットは安堵の溜息を吐き、クレア大尉とリィンは猟兵達が通信器を使っていた事について考え込んでいた。



「―――みんな、無事のようだな。」

「ああ……おかげさまで。ありがとう、ガイウス。助けに来てくれて。」

「―――いや。間に合って本当によかった。そうか……本当にリィンなんだな。こうして会える日を何度願ったかわからない。よく―――無事でいてくれた。」

ようやく会えたリィンに懐かしさや安堵を感じたガイウスは自然と笑みを浮かべてリィンを見つめた。



「ガイウスこそ……無事でいてくれてよかった。あんな不甲斐ない俺を守ってくれて……信じてくれて……本当に感謝している。」

「フフ……当たり前だ。リィンやみんなのためなら。どんな苦難も厭わない。風と女神の導きがある限り……それは変わることはない。今までも―――そしてこれからも。」

「ガイウス……ありがとう。」

ガイウスの心強い言葉を聞いたリィンはガイウスと握手をし

「えへへ……」

「これで一安心、ですわね。」

その様子をエリオットとセレーネは微笑ましそうに見守っていた。



「他のみんなも……よく無事でいてくれた。まさか、オレの故郷まで来てくれるとは思わなかったぞ。」

「うん、こっちの方にガイウスたちがいるってわかってたから。初めて来たけど……凄く綺麗で素敵な場所だね。」

「このような緑溢れる大地は初めて見ましたわ。この大地にいるだけで癒される気分です……」

「……ありがとう。」

エリオットとセレーネの感想を聞いたガイウスは静かな笑みを浮かべた。



「ですが、そのノルドの地も戦火に巻き込まれつつある……」

「ええ……さすがに放っておくわけにはいきません。」

「……とにかく、積もる話は道すがらしよう。ここから北西―――ラクリマ湖畔まで案内する。」

「ラクリマ湖畔……グエンさんの小屋があった?」

「ああ、一族みんな、その付近に避難していてな。そして……アリサとミリアムも身を寄せている。」

ガイウスの口から他の仲間達が出るとリィン達は血相を変えた。



「まあ……!」

「そっか、他の二人ってアリサとミリアムだったんだ!」

「……そうでしたか。無事でいてくれたんですね。」

(うふふ、ついにアリサと再会する時が来たわね♪)

(彼女との再会はどのような再会になるか今から楽しみですね。)

(アハハ……別れる時にあんな大胆な告白をしたのですから、きっと情熱的な再会になるのでしょうね………)

(フフ、よかったわね、リィン……)

アリサとミリアムの無事にセ
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