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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第28話
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な?」

リィンの警告を聞いた猟兵の一人は立ち上がって口笛を吹いた。

「口笛……?」

「まさか……!」

すると装甲を身に纏った軍用魔獣達が現れてリィン達を包囲し、猟兵達は立ち上がって再び武器を構えた!



「なに……!?」

「ま、魔獣!?」

「軍用魔獣………ですか。」

突然の敵の援軍にリィン達が驚いている中、クレア大尉は冷静に状況を見極めていた。



「奥の手は最後まで見せない。戦闘における鉄則だ。今ので十分間合いはわかった……次は確実に仕留めさせてもらう。」

「マズイわね……」

「数が多すぎます……」

「さすがは戦闘のプロ……一筋縄ではいきませんか。」

自分達の劣勢にセリーヌは表情を厳しくし、セレーネは不安そうな表情をし、クレア大尉は真剣な表情をした。



「リ、リィン!ベルフェゴール達にも手伝ってもらわないと不味いよ!?」

「わかっている!来い――――」

そしてエリオットの指摘に頷いたリィンが心強き異種族達を召喚しようとしたその時、鳥の鳴き声が聞こえて来た。すると一羽の鷲が現れ、なんと猟兵達に奇襲した!



「うおっ!?」

「なに……!?」

突然の奇襲に猟兵達は驚き

「い、今のは……」

「鳥……!?」

その様子を見たセリーヌとリィンが驚いたその時!



「おおおおおおおおおっ!!」

「くっ……!」

「ノルドの民か………!」

なんと漆黒の馬に乗ったガイウスが現れ、十字槍で猟兵や魔獣達に次々と奇襲した!



「―――大丈夫か、みんな!」

「ガイウス――――!!」

「き、来てくれたんだ……!」

「フフ、お久しぶりです、ガイウスさん!」

ガイウスの登場にリィン達は明るい表情をした。



「間に合ったようだな!待たせてすまない―――オレも共に戦うぞ!」

「助太刀か……!」

「騎馬戦術とは味なマネを……だが、そちらがその気なら―――」

ガイウスを加えたリィン達との戦闘を再開しようとした猟兵達だったが突如かかってきた通信に気付き、通信を開始した。



「――こちら”(ノーズ)”小隊。………………了解。現時点をもって終了する。―――定期巡回を終了。監視塔方面に撤収するぞ。」

了解(ヤー)。」

そして通信が終わると猟兵達はその場から軍用魔獣達と共に走り去った。


「よくわかりませんが、いなくなってくれましたね……」

「な、なんとか切り抜けられた……」

「合理かつ的確な動き……高ランクの猟兵らしいですね。しかし彼ら……通信器を使っていましたね。」

「ええ……中将たちの話だと高原一帯で導力通信
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