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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第26話
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回したわ……」

「前に、リィン達はこんな場所に来てたんだね……」

初めて来るノルド高原の光景にクレア大尉やセレーネ、エリオットはそれぞれノルド高原の絶景に見惚れた。



「よし―――そろそろ行こう。とにかく、Z組のみんなの手かがりを探さなきゃならない。北にあるノルドの集落か南にある”ゼンダー門”のどちらかに行ってみよう。」

「ノルドの集落―――ガイウスの故郷だね。」

「それとゼンダー門……第三機甲師団が駐屯している拠点ですね。」

「ええ、どちらも徒歩だと相当ありますが何とか行ってみましょう。」

「それじゃあ早速出発するわよ。」

その後リザイラの力でヴァリマールの霊力を回復した後、丘を降りて高原を歩いていると何かの音が聞こえて来た。



「こ、この音は……!?」

「まさか、砲撃音か!?」

音を聞いたセレーネは不安そうな表情をし、リィンは真剣な表情をした。

「―――見て、あれ!!」

そしてエリオットの視線につられるように視線を向けると第三機甲師団が機甲兵の部隊に追われていた!



「逃がすものか……!」

「”第三機甲師団”―――今度こそ息の根を止めてくれる!」

機甲兵は着々と戦車に追いつき、追い詰められた第三機甲師団の戦車部隊は迎撃の態勢を取った。



「くっ……”貴族連合”のカラクリどもが!」

「全部隊、弾幕を張れ!絶対に近づけさせるな!」

戦車部隊は怒涛の砲撃を放ったが機甲兵達は銃撃を回避しながら戦車に詰め寄って武器を構えた!



「これで終わりだ―――!!」

そして機甲兵が戦車に向けて武器を突き刺そうとしたその時砲撃が機甲兵に命中した!

「ぐおおおおっ!?っ―――何だ!?」

「死角から!?」

突然の奇襲に驚いた機甲兵達が振り向くとそこには第三機甲師団の別働隊の戦車達が砲口を機甲兵達に向けていた!



「伏兵だと!?」

「おのれ―――いつの間に!?」

「足元に狙いを定めよ!!―――全軍、集中攻撃!!」

「イエス・コマンダー!!」

そしてゼクス中将が指示をした瞬間、機甲兵の近くにいた戦車達は退避し、機甲兵は伏兵の戦車部隊による集中砲火を受けた!



「チィッ……!」

「”隻眼のゼクス”――――小賢しいマネを!」

「……フン、まあいい。監視塔方面に退却だ!いったん体勢を立て直す!」

「ハッ!」

自分達の不利を悟った機甲兵の部隊は監視塔方面へと撤退して行った。



機甲兵(パンツァーゾルダ)部隊、撤退して行きます!」

「こちらの被害も最小限……旧式戦車の運用もまずまずですね。このまま追撃しますか?」

「いや、深追
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