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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第26話
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う理由はないでしょう。」
「リィン……そうだな。」
「うん、他のみんなにもリィンの無事を伝えてあげたいしね。」
「リスクを負うには十分の理由。」
「お兄様が行く所は例え火の中、水の中であろうとついていく所存です。」
「じゃ、行き先はノルド方面で決まりね。いつでも”精霊の道”を開く準備はできてるわ。とっとと同行者を選んでちょうだい。」
そしてリィンは同行者にセレーネ、エリオット、クレア大尉を選んだ。
「―――それじゃあ、行って来る。郷のことはよろしく頼んだぞ。」
「ああ、こっちのことは僕達に任せてくれ。」
「ん。何かあっても、わたし達が絶対に何とかする。」
「遊撃士の名に賭けて郷の守りは万全に固めさせてもらうさ。そっちも気を付けてな。」
「はい……!なんとかみんなと合流して絶対に無事に帰ってきます!」
「わたくし達のことはどうか心配なさらずに、マキアスさん達は郷の防衛に集中してください。」
郷に残る仲間達に声をかけられたエリオットとセレーネはそれぞれ決意の表情で答えて仲間達を見つめた。
「では、出発しましょう。ノルド高原は広大です。気を引き締めていきましょう。」
「それじゃあよろしく頼む、セリーヌ。」
「了解したわ。―――ヴァリマール、準備はいい?”精霊の道”を開くわよ!行き先は北東―――ノルド高原!」
「承知した―――残存スル霊力ヲ展開―――”精霊の道”ヲ起動スル―――」
そしてリィン達はトヴァル達に見送られ、ヴァリマールの”精霊の道”によって”ノルド高原”に向かった。
”精霊の道”によってノルド高原へと転移したリィン達はかつてミリアムと出会い、戦った場所である石柱群に到着した。
〜ノルド高原〜
「う……ここは………?」
「あれは石柱……でしょうか?」
ノルド高原に到着したエリオットとセレーネは初めて見る光景に興味深そうに見回していた。
「どうやら……着いたみたいだな。高原南部にある石柱群――――以前、ミリアムと初めて会った場所に出て来たか。」
「あ、そうなんだ。」
「確か……会って早々戦闘になったとお聞きしましたが……」
リィンの説明を聞いたエリオットとセレーネは目を丸くし
「ふふ、ミリアムちゃんから話は聞いています。」
クレア大尉は苦笑しながら言った。
「けっこう高い場所だから外からは死角になってそうね。ヴァリマールが見つかる心配はそこまでないはずよ。」
「ええ、大丈夫でしょう。ふふっ、それにしてもこの光景は素敵ですね。私も仕事柄、帝国内の色々な場所を見ていますが……」
「まさしく絶景ですわね……こんな素敵な光景、初めて見
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