外伝〜祝賀会の夜〜前篇
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ね。」
「……うん、そうだね……」
エステルとミントの言葉にヨシュアは静かに頷いた。
「あ………」
その時、エステルが何かに気付いて声をあげた。エステルの声に反応した2人がエステルの視線の先を見ると、そこにはご馳走が山のようにあった。」
「ああっ……ご馳走があんなに………!」
「グランセル城のシェフ達が料理を切り分けてくれるみたいだね。」
「うーん、これは見逃せないわね。生誕祭の時のご馳走はちゃんと味わえなかったし……これはご相伴にあずかるしか……!ヨシュア、ミント、ちょっと待ってて!あたし様子を見て来るから!」
そしてエステルはご馳走が置いてあるテーブルに急いで向かった。
「もう、ママったら〜。ご馳走ならマルーダ城のパーティーでたくさん食べたのに、まだ足りないのかな〜?……あ、パパ。ミントはツーヤちゃんとお話しして来るね!」
エステルの行動に苦笑していたミントだったが、ある事を思い出し、エステルのようにツーヤがいるテーブルへ急いで向かった。
「………2人ともああいうところは成長してないよな……」
2人の行動を見たヨシュアが苦笑していたその時
「おっ、ヨシュアじゃないか。エステル達はどうしたんだ?」
ナイアルとドロシーが近づいて来て、ヨシュアに尋ねた。
「……ええ、少し料理を取りに。ナイアルさん達はお仕事みたいですね。」
「ああ、これだけの顔ぶれが一堂に会してるんだからな。ここでハナシを聞かねえわけにはいかねえっつーの!……もちろん、お前さんたちにも後でみっちり取材させてもらうからな。お前もわかっていると思うが特にエステルとミントはお前達と同じようにリベールの”英雄”、そして遊撃士でありながら”侯爵”にメンフィルの皇族に連なる貴族の当主っていう遊撃士協会や各国の貴族、王族達を驚かせるとんでもない存在だ!勝手に帰るんじゃねえぞ!」
「はは……了解です。」
ナイアルの言葉を聞いたヨシュアは苦笑しながら頷いた。
「よし、次はいよいよクローディア姫の取材だ!そしてその後は”覇王”達の取材!特に”聖皇妃”は容姿端麗だらけのメンフィルの皇女や側室、武将の中でも際立って良い上話題性もあるから、さまざまな事を聞かねえとな!後は新たに判明したメンフィルの同盟国だっていう”ユイドラ”領主や領主夫人にも取材しねえと!領主夫人や2人の警護役の天使も”戦妃”達に負けず劣らずな容姿だから、こっちも写真が期待できるな!……ドロシー!」
ナイアルは嬉しそうに独り言を言った後、ドロシーに振り向いて言ったが
「も、もうだめ、倒れちゃいます。何か食べさせてくださいよう……」
ドロシーはお腹から大きな音を出して、泣きそうな表情で言ったが
「オラ、もたも
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