外伝〜祝賀会の夜〜前篇
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の間会った時は自信が無いって言ってたけど………王太女として立派にやっているみたいだ。」
2人の言葉にヨシュアは頷いた後、優しげな微笑みを浮かべた。
「はあ、いいな………あたしも、あんなドレスが似合ったらいいんだけどなぁ………」
「そうだよね〜………ドレスは女の子の憧れだもんね〜………」
そしてエステルとミントはうっとりとした表情でクローゼを見ていた。
「……………………」
2人の言葉を聞いたヨシュアは驚いた表情で2人を見た。
「………何よ、その間は。」
「そうだよ〜、パパ。ミント達、おかしなことを言った?」
ヨシュアの様子に気付いたエステルとミントは揃ってジト目でヨシュアを睨んだ。
「おかしなことも何も……君達もクローゼや姉さん達のように、ちゃんとしたドレスを着ているじゃないか。」
2人の言葉を聞いたヨシュアは2人を見て言った。2人の姿はかつてマルーダ城のパーティーで着たドレス姿だった。
「あのね………パーテイーの前にも言ったと思うけど、このドレスはあたしの前世――ラピスが着ていたドレス!だからあたしのドレスじゃないわ。」
「ミントは最初から用意されていたドレスをクローゼさん達に見てもらって、決めたドレスだからミント専用のドレスじゃないよ。」
「ハハ………それでも2人とも似合っているよ。クローゼや姉さん達みたいに本物のお姫様みたいに見えるよ。」
2人の言葉を聞いたヨシュアは苦笑しながら言った。
「「!!」」
ヨシュアの言葉を聞いた2人は驚いた後、顔を赤らめた。
(も、もう!相変わらず、不意打ちが得意ね、ヨシュアったら〜!あたしはともかく、ミントにまで不意打ちをするなんて……)
(はう〜……少し、ドキッてしたよ〜………)
2人は顔を合わせて小声で会話をしていた。
「………それにこの数週間で2人とも凄く成長したね。」
「「えっ!?」」
そして2人はヨシュアの言葉にさらに驚いた。
「リベール中を駆け回りながら、自分達の護衛部隊の指揮までするっていう相当ハードな仕事だったと思うけど……遊撃士としての判断はかなり信頼できるようになったし、貴族としての風格も出て来たから……正直、僕の目から見ても頼もしく思える事があるよ。」
「あ、あはは……何だかヨシュアにほめられると、くすぐったいわね〜……」
「えへへ、パパに褒められちゃった〜。」
ヨシュアの言葉を聞いたエステルは苦笑し、ミントは嬉しそうな表情をした。
「……でも、この数日でようやく仕事も一段落したわね。王都の復興も順調みたいだし……」
「それに護衛部隊の兵士さん達の手も必要ないくらい復興できたから、本国に帰ってもらったから、落ち着いたよ
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