第5巻
IS学園祭の練習&本番
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頂戴」
「特別に許可するからな、とっとと撮りな」
そう言いながらシャッター切り始めたが、俺も楯無も『イエ〜イ♪』とピースしてるので色々と撮影していた。鈴はと言うと既に食べ終わっていて、隣のクラスで接待するからとな。俺は後程そちらに行くかもしれんと伝えると、客ならもてなすと告げた。
「うーん、やっぱり女の子も写らないとダメねー」
「私写ってるわよ?」
「たっちゃんはオーラ有り過ぎてダメだよー。あ、どうせなら他の子達にも来てもらおうかな。織斑料理長、許可出してくれますか?」
「いいだろう、特別に許可するがコックコートのままだと不味いから着替えてくる」
その間楯無も手伝うと言う事なので、コックコートからIS学園の制服に着替えてから写真撮影が始まった。一人目と二人目はセシリアとシャルだったが、あくまで護衛としているのか笑顔半分真顔半分と言う感じだった。全員分のメイド&執事のツーショット写真が終わった事だが、俺は黛先輩と一緒にデジカメのプレビューを見てチェック。
「・・・・うむ。これなら大丈夫だな」
「や〜。一組の子は写真映えしていいわ。撮る側としても楽しいけど、織斑さんからの厳しいチェックをクリアーした事で良しとしますか」
「薫子ちゃん、後程でいいから生徒会の方もよろしくね」
「もっちろん!この黛 薫子にお任せあれ!」
ドンっと胸を叩いて答えた黛先輩だが、文化系の部活動なのに体育会系みたいなノリでもある。部下からの報告によるとIS学園内で張っていた網に掛かったと言っていたので、俺は校内を色々と見て回る事になった。スペシャルパフェは完売したし、紅茶やコーヒーの作り方も部下と補佐役で何とかなるからだ。制服姿のまま教室外に出ると長蛇の列だが、楯無が手伝っているのか先程より回転が速い。
「あ、織斑さんだ!」
「ねー、どこ行くのー?休憩?」
「まあな。ずっとフライパンやスペシャルパフェを作り続けたから、部下から休憩して良いとな」
無論俺一人で行く訳でもなく、護衛として桜花がいて更にスーツ姿の者が数名遠くから見ていたので気にしないで行こうとするとマークしていた人物から声が掛かった。
「ちょっといいですか?」
「うん?何か用か?」
名刺を取り出して渡して来るが、IS装備開発企業『御剣』渉外担当・巻紙礼子と書かれていた。すぐに確認するが、それは架空だと知らされた事で桜花をすぐに動かした。
「織斑様に何用でしょうか?」
「織斑さんにぜひ我が社の装備を使って頂きたいと思いまして」
「残念ながら装備提供を名乗り上げてくる企業が後を絶たないが、俺が使うISに他の装備を使う訳にはいかないので断らせてもらおう」
世界で唯一ISを使える男性である俺
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