第5巻
IS学園祭の練習&本番
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本番させてないので、カップや皿を震えながらと言うのはなかったので問題ない。
「それで、ご注文は何になさいますか?お嬢様」
「そ、そうねぇ・・・・」
調度品の高級感が落ち着かないのか、鈴は二回程身をよじりながら座り直していた。メニューを凝視しているが、客=お嬢様に持たせる訳にはいかないのでメイド&執事が手に持って見せている。
「このケーキセットって何種類でも選べる訳なの?」
「はい、当店では一流と言われた織斑料理長が一から作ったケーキをIS学園限定として何種類でも選べるのでございます」
「へぇー・・・・一夏のケーキを何種類か食べてみたいわね。イチゴとチーズと紅茶を貰おうかしら」
「畏まりました、ケーキセットにてイチゴケーキとチーズケーキを一つずつと紅茶一つですね。少々お待ち下さいませ、お嬢様」
鈴が注文した事で厨房ではイチゴケーキとチーズケーキを切って皿に盛っていたが、俺はフライパンを振り続けているので休憩はもう少しかな〜?ちなみに普段ならケーキセットだけで千円取られるが、IS学園限定となっているので値段を抑えて五百円に設定した。店なら赤字だがここはIS学園なので問題ないが、売上は学園の方に寄付となるのでな。
「シャル、鈴の所にケーキセットお待ち」
「ありがとう一夏・・・・織斑料理長」
カウンターにケーキセットを渡したが、今だけそう呼ばれるのは規則だからしょうがない。が、教室から出れば問題ないし休憩時間になればやっと自由になれる。ケーキセットを運ぶシャルは笑みのままチャイナドレス・ガールが待つテーブルへ向かう。
「お待たせしました、お嬢様」
「随分早いわね、もしかして注文と同時に作ってるのかしら?」
「そうでございます・・・・イチゴケーキとチーズケーキに紅茶となります。何かありましたらすぐにお呼び下さいませ、お嬢様」
そう言って離れるシャルだったが、鈴はケーキと紅茶を飲食した瞬間何やら落ち込む鈴。その後、楯無がメイド姿で現れた事で俺は少し休憩を入れて手を洗ってから向う俺だった。
「何してんだ、楯無」
「あら、一夏じゃないの。へぇー流石料理長だけの事はあるわね〜コックコート似合ってるだけの事はあるわ」
「どうもー、新聞部でーす。話題の織斑料理長を取材に来ましたー」
俺と楯無が喋ってると新聞部のエースである黛 薫子である。最初は俺の写真を撮りに来ていたが、ドウター関連となると一切ノーコメントだったんで来るのは久し振りだなと思った。すると他の客らも気付いてこっちを向くと目を輝かせて見ていたが、後程ツーショットする予定なのでな。
「あ、薫子ちゃんだ。やっほー」
「わお!たっちゃんじゃん!メイド服似合うわねー。あ、どうせなら織斑さんとツーショット
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