空の王者、小さき庭へ
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ジに弁当の催促をする。どうやら未知の島にとらを倒す生物という物に冒険心を掻き立てられもう辛抱できなくなってしまったようだ。
「冒険ってルフィ、アンタね…」
「しししし、お前も来るか?」
「誰が、行かないわよ!!」
「あっなら私が行ってもいいかしら?」
「「え"」」
強く否定するナミをスルーするように手を上げたのはなんとビビであった。
「んじゃルフィに海賊弁当にビビちゃんに愛情弁当だな。カルーにドリンクは必要かい?」
「ええお願い」
「意外だねビビちゃん。君も冒険に興味があるのかい?」
「いえじっとしてたらなんだか色々考えちゃいそうだし気晴らしに♪」
ルフィやカル―もいるから大丈夫と笑う逞しい王女にレウスも思わず笑ってしまった。未知の島だというのに度胸が据わっている王女様だ、まあ化け物よりも化け物じみているルフィと共に行動すれば危険を跳ね除けられるという考えは解らなくもないが。
サンジは直ぐに調理を終わらせたのか弁当を入れていると思われるリュックを二つと樽造りの水筒を持って出てくるとルフィとビビに持たせカルーに水筒を持たせる。それを確認するとルフィは元気よく船から飛び降りビビもカルーと共に船を下りルフィの後を追いかけた。
「んじゃ俺も散歩に行ってくっか」
「散歩ぉ!?おいゾロマジかよ!?」
「何だお前も来るのかウソップ」
「誰が行くかぁ!!」
暇潰しがてらと船を下りるゾロだがサンジが食べれそうな獲物を取ってきてくれと言うが……ゾロがお前が獲れそうも無い獲物を取ってくるといった為にサンジにも火が付いてしまった。
「狩り勝負か……いいか。肉何キロ取れたか勝負だ」
「何トンかの間違いだろ」
「はん、獲物を並べてから御託を並べやがれマリモヘッド!」
「望む所だラブコックが!」
互いを強く牽制しながら森の奥へとずんずん入っていく二人を見ながら思わず涙を流してしまうナミとウソップだがはっとしながら船首辺りのフェンスに寄りかかりながら本を読んでのんびりしているレウスを見ると素早くすり寄った。その素早さに思わずレウスは身を引いてしまう。
「お、お前は行かねえよな!?か弱い俺たちをおいて、上陸なんかしねえよなぁあ!!!?」
「お願いだから船に残ってレウスゥ!!今の私達にはもうアンタだけが頼りなのぉ!!」
「解った解ったから、俺は別に上陸したいとは思ってないから……」
なんとか二人を宥める事に成功したレウス。取り敢えずナミとウソップはレウスの傍が一番安全と考えたのか彼の両隣に陣取った。特にナミはかなり恐ろしいのかレウスの左腕に抱き着くようにしている。
「………にしてもウソップ、お前勇敢な海の戦士になるとか言ってなかったか?」
「た、確かに言ったけどいきなり勇敢になってなれるかよ
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