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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第24話
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けど……いずれ答えを出してみるよ。」

「うむ、頑張るがいい。おぬしらも壮健で―――くれぐれも気を付けるのだぞ!」

「はい……!」

「クレイグ中将もとうかお気をつけて……!」

「それじゃ。」

「失礼します!」

「父さんもどうか気を付けて……!」

そしてリィン達はヴァリマールの”精霊の道”によってユミル渓谷道に戻った。



〜ユミル渓谷道〜



「ここは…………」

「ユミルの裏手にある渓谷道の終点だ。どうやらちゃんと戻ってこれたみたいだな。」

「はい。これで一安心ですわね。」

周囲に戸惑っているマキアスにリィンは説明し、セレーネは安堵の表情で周囲を見回した。



「す、すごい……本当に飛んできたんだ。」

「なんだかまだ足元がフワフワしてる。」

「これが”騎神”の力ですか……あの”蒼の騎神”も同じ事ができるとしたら少々厄介かもしれませんね。」

”精霊の道”を体験したマキアス達が驚いている中、クレア大尉は真剣な表情で考え込んだ。



「まあ、いきなり目の前に出て来られたりしたら溜まったもんじゃないな。」

「霊力もそれなりに消耗するし、使える場所も限られてるけどね。戦術に組み込むにはあんまり向かないんじゃない?」

トヴァルの言葉にセリーヌが指摘したその時、ヴァリマールは地面に膝をついた。



霊力(マナ)ノ残量低下……コレヨリ休眠状態ニ移行スル―――」

「ヴァリマール……」

「大丈夫なのか?」

「戦闘と転位で霊力を使い果たしたみたいね。まあ、1日も休めばある程度は回復するはずよ。」

「そっか………おつかれさま。」

「ゆっくりと休んでくださいね、ヴァリマールさん。」

「おかげでみんなと合流できた……ありがとう、ヴァリマール。」

セリーヌの説明を聞いたリィン達はそれぞれヴァリマールを労った。



「礼ニハ及バヌ―――”起動者”ヨ。必要ナラバ再ビ呼ビ起コスガイイ――――」

そしてヴァリマールは休眠状態に入った。

「……さて、日が暮れる前に渓谷を降りるとしよう。みんな、足元に気を付けてくれ。」

「ん。」

その後リィン達は渓谷道を降り、ユミルに戻った後男爵邸に向かうとルシア夫人に迎えられ、シュバルツァー男爵の状態を確かめた。



〜温泉郷ユミル・シュバルツァー男爵邸〜



「……………………」

「父さん……だいぶ落ち着いたみたいだな。」

未だ眠り続けているが、顔色は良くなっているシュバルツァー男爵を見たリィンは安堵の表情をし

「教区長によると快方に向かっているそうです。目を覚ますまでは今少しかかるそうですが……」

ルシア
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