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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第23話
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うじゃないと―――”わたしたちの筋が通らない”。」
「はい……!これまでも……そしてこれからもそれだけは絶対に譲れませんわ……!」
「だから今は、仲間を探すのを優先したいと思います。あくまで”Z組”として―――この内戦において、何らかの答えを出す為にも。」
リィンは”Z組”を代表して決意の表情でクレイグ中将とクレア大尉を見つめた。
「皆さん……」
「Z組としてか……ハハ、お前さん達らしい結論かもしれないな。」
「――――うむ、わかった!元よりおぬしらは学生の身……いまだ学ぶ立場にある者たちだ。正規軍でも貴族連合でもなく、あくまで自分達自身として。この内戦における足場をしかと見極めるがよかろう。」
クレア大尉とトヴァルがそれぞれ驚いてり、感心したりしている中、クレイグ中将は力強く頷いてリィン達の決意を受け取った。
「はい……!」
「父さん……ありがとう!」
「すみません、わがままを言ってしまって。」
「おぬしら自身が導き出した結論……誰にも口出しする権利などあるまい。強き意志と揺るがぬ信念をもって、最後まで貫き通してみせるがいい。ふむ、しかし可愛いエリオットをこのまま送りだしていいものか……師団から護衛中隊をつけるか。いやいや、ここは虎の子の飛行艇部隊を……」
「もう父さん……!それじゃあ意味ないでしょ!?」
自分達の決意を知った後すぐに自分達に干渉しようとするクレイグ中将の独り言を聞いたエリオットは呆れた表情で指摘した。
(さ、さすがは中将というか。)
(あ、相変わらずエリオットさんに凄く甘いですわね……)
(あの目は本気っぽい。)
その様子を見守っていたマキアスとセレーネは冷や汗をかき、フィーはジト目になった。
「ふふっ……―――でしたら、皆さん。どうか私を同行させてもらえませんか?」
「え……」
「クレア大尉……?」
クレア大尉の突然の申し出に驚いたリィン達は目を丸くしてクレア大尉を見つめた。
「―――聞けば皆さんはユミルを拠点にするそうですね。私ならメンフィル帝国軍が派遣するユミルを防衛する部隊が到着するまでの間にユミルの防衛や各方面の連絡などお手伝いができるかと。未だ連絡の取れないミリアムちゃんのことが心配でもありますし。それにメンフィル帝国に対して、僅かでも我々―――エレボニア帝国に対する信頼を取り戻したいですし、”貴族連合”―――いえ、”エレボニア帝国”の”罪”を少しでも償いたいという気持ちをリィンさん――――シュバルツァー男爵家やメンフィル帝国に示したいのです。」
「あ…………」
「……まあ、確かにユミルの守りは心許ないし、メンフィル帝国軍の到着は当分先っぽいしな
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