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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第21話
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数であれだけの数は…………」
「お、お兄様?どうして武器を収めるのですか?」
フィーたちが機甲兵を警戒している中、太刀を鞘に収めたリィンに気付いたセレーネは戸惑った。
「―――下がっていてくれ、みんな。」
「リィン。」
「まさか……」
「”アレ”をよぶの!?」
「ああ……それしかない!来い―――灰の騎神”ヴァリマール”!」
そしてリィンは手を空へと掲げて自分の心強き”仲間”の名を呼び
「応―――――!」
自然公園の奥地でずっと待機していたヴァリマールはリィンの呼びかけに応じ、その場から高く跳躍してリィンの元へと飛び去って行った!
〜ケルディック・領主の館〜
「あら?この音は一体……」
一方その頃、館のバルコニーで休憩していたプリネは何かの駆動音に気付いて首を傾げ
「――――あそこだ。」
「え…………」
レーヴェの視線につられるように視線を向けると何とヴァリマールがどこかに向かって飛び去って行った!
「あ、あれはまさか……!」
「話にあった”灰の騎神”とやらだな。パテル=マテルに録画されていた姿とも一致している。」
「そして”灰の騎神”が
起動者
(
ライザー
)
―――リィンさんの元に向かっているという事は、”灰の騎神”を使わざるを得ない状況になっているという事ね……(無事に切り抜けて下さい、皆さん……)」
飛び去って行くヴァリマールを見たツーヤは驚き、レーヴェは目を細め、プリネは静かな表情で呟いた後仲間達の無事を祈った。
そしてリィンの元へと向かっていたヴァリマールはリィン達の目の前に着地した!
〜ガレリア要塞跡〜
「なっ……!?」
「は、灰色の――――騎士人形!?」
「馬鹿な……どうしてこんなところに現れる!?ま、まさか貴様たちは―――」
ヴァリマールの登場に機甲兵を操縦している領邦軍達は混乱した。
「……………………」
「ほんとに来た。」
「や、やっぱり凄いや……!」
「はい、さすがはお兄様ですわ!」
「すまん、あとは頼んだぜ!」
「ええ、任せてください!」
「うふふ、お手並み拝見といかせてもらうわよ、ご主人様?」
そしてベルフェゴールはリィンの身体に戻り、リィンとセリーヌはヴァリマールの元へと走って行き、光に包み込まれた後ヴァリマールの中に入って行き、ヴァリマールは格闘技の構えをした。
「お、おのれ小癪な!―――行け、我らが誉れ高き
竜騎士
(
ドラッケン
)
たちよ!所詮は武器を持たぬ木偶……一斉攻撃で片をつけてやれ!」
「「ハッ!!」」
シュピーゲルの指示に答えた2体のドラッケ
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