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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第21話
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事じゃない。必要のない犠牲は避けるべきだ。」
「リィン……………」
ベルフェゴールの問いかけに対するリィンの答えを聞いたフィーは驚きの表情でリィンを見つめた。
「敵にまで情けをかけるなんて相変わらず甘いわね〜。まあ、ご主人様らしいと言えばらしいか。」
一方ベルフェゴールは溜息を吐いた後苦笑しながら再び膨大な魔力を纏った眼で二人を見つめて指を鳴らした。すると二人は戦いを止めて、虚ろな目をした状態で立っており
「―――自分達の拠点に戻りなさい。」
「「…………………………」」
ベルフェゴールが命令をすると二人はその場から去って行った。
「猟兵の方達が去って行きましたわね……」
「こいつは驚いたな……あんな一瞬であんな事まできるのかよ……」
その様子を見守っていたセレーネは呆け、トヴァルは目を丸くし
「あ、相変わらずとんでもないな、ベルフェゴールは……」
「ベルフェゴールが味方で本当によかったよね……」
「まあ、ヴィータでもあれくらいなら簡単にできると思うわよ?」
マキアスとエリオットが驚いている中、セリーヌは一切動じていない様子を見せた。
「……ありがと、リィン。」
「ハハ、フィーにとってあの二人は”家族”なんだろう?」
「ん……この恩はいつか返す。」
苦笑するリィンの言葉にフィーは静かな口調で答えた。
「別に”恩”だなんて思わなくていいさ。それよりベルフェゴール、あの二人の暗示は後で解けるんだよな?」
「ええ、拠点に戻った瞬間に術の効果は切れるようにしてあるわ。」
「……ん、それを聞けて安心した。じゃ、演習場の方に――――」
ベルフェゴールの答えを聞いたフィーが頷いて提案しかけたその時
「―――貴様ら、何をしておるか!」
突如声が聞こえ、声が聞こえた方向に振り向くと何と機甲兵の部隊が現れた!
「き、機甲兵……!?」
「しかもあの先頭の機体は……!」
「”帝国解放戦線”の幹部が乗っていたのと同じ機体か……!?どうして間道方面から!?」
機甲兵を見たエリオットは驚き、機甲兵の中にいる”シュピーゲル”を見たセレーネとマキアスは真剣な表情をし
「……そういうことか。横断鉄道方面は陽動……最初から側面からの奇襲を仕掛けるつもりだったみたい。」
フィーは真剣な表情で機甲兵が現れた理由を推測した。
「なぜ民間人がここに……?」
「ええい、作戦の邪魔だ!民間人はどけ!」
一方機甲兵達はリィン達に警告した。
「……どうする?ゼノたちは離脱したけど……ちょっとマズイね。」
「くっ、あの時は何とか1体は倒せたが……」
「こ、この人
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