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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第20話
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唱無しで発動したベルフェゴールの魔術によって発生した純粋属性の連鎖する大爆発をその身に受けてダメージを受けた!
「すごい―――ねこパンチ!!」
その隙を逃さないかのようにベルフェゴールは片腕に溜め込んだ膨大な闘気の拳による攻撃をレオニダスに放ち
「オオオオオオオッ!!」
対するレオニダスは強力なパイルバンカーによる一撃――――ダイナマイトスパイクで対抗した。そして二人の攻撃がぶつかり合った際、二人を中心に衝撃波が発生すると共にレオニダスが吹っ飛ばされた!
「グッ!?…………!――――馬鹿なっ!?」
すぐに受け身を取ったレオニダスだったが自分の得物である
機械化手甲
(
マシンガントレット
)
に罅が入っているのを見て信じられない表情をし
「ふふっ、随分と脆い武器を使っているのねぇ?そんな脆い武器で”七大罪”の一柱に勝てると思っているのかしら?」
ベルフェゴールは不敵な笑みを浮かべてレオニダスを挑発した。
「……どうやら出し惜しみはすべきではなかったようだな。ハァァァァァァ…………!」
ベルフェゴールが予想以上の強敵である事に気付いたレオニダスは全身に膨大な黒き闘気を纏い
「吹き飛べぇっ!!」
機械化手甲を振るって凄まじい威力の衝撃波をベルフェゴールに向けて放った!
「うふふ、無駄よ。」
しかしベルフェゴールは片手で簡易結界を展開して襲い掛かる衝撃波を防いだ。
「”
破壊獣
(
ベヒモス
)
”の牙はその程度ではない。――――終わりだ!」
その時レオニダスは機械化手甲を変形させてベルフェゴールに突進して爪のような部分で結界に攻撃した!
「ディザスター―――――アーム!!」
するとその瞬間、爪のような部分から凄まじい威力の砲撃が放たれ、爆撃がベルフェゴールを飲みこんだ!しかし――――
「で?もしかしてそれが貴方の”切り札”なのかしら?」
「!?」
爆発による煙が消えると不敵な笑みを浮かべる無傷のベルフェゴールが現れ、それを見たレオニダスは目を見開いた後一瞬で後ろに跳躍してベルフェゴールから距離を取った。
「うふふ、貴方との遊びもあきてきたし、そろそろ終わらせてあげるわ♪」
「なっ!?分け身か……!」
幻影魔術によるベルフェゴールの分け身を見たレオニダスは自分を挟み込むベルフェゴール達の行動の一挙一動を警戒していた。
「さあ、耐えられるのなら耐えてみなさい♪」
「ガハッ!?ゴフッ!?グフッ!?(は、速すぎる……!?)」
しかし本体と幻影のベルフェゴールの四肢を存分に使った怒涛の集中攻撃の速さについて行けず、タコ殴りにされ続けた!
「それっ!!」
「グハッ!?」
ベルフェゴール
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