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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第19話
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きゃあっ!?」

「ゲホゲホ……な、なんだこりゃ!?」

「改良型の導力地雷(オーバルマイン)……やっぱり。―――いるんでしょ、二人とも。」

突然の出来事にリィン達が驚いている中、フィーは冷静な表情で呟いた後廃墟を睨んだ。



「――ハハ、なんや。気付いてたみたいやなぁ。」

「……腕を上げたようだ。」

突如聞こえて来た声に驚いたリィン達が視線を向けると、廃墟に長身の青年とドレッドの黒人がリィン達を見下ろしていた!



「あ、あれは!?」

「レグラムで会った……!」

「確か……カイエン公爵の護衛と思われる方達でしたわよね?」

「―――やっぱりか。」

二人の登場にリィン達が驚いている中、フィーは呆れた表情で呟いた。すると二人は跳躍してリィン達の目の前に着地した。



「久しぶりやなぁ、フィー。ひぃ、ふぅ、みぃ……だいたい2年ぶりくらいか?ハハ、ちょっとは背も伸びたみたいやなぁ。」

長身の青年は懐かしそうにフィーに話しかけ

「筋力、反応速度、瞬発力……全てが以前を上回っている。……これも時の流れか。」

黒人は静かな笑みを浮かべてフィーを見つめた。



「その紋章……”西風の旅団”か!」

二人の服についている紋章を見たトヴァルは警戒の表情でARCUSを構えて二人を睨んだ。



「ええっ!?」

「その名前は……!」

「確か――――フィーさんがいたっていう……!」

トヴァルの口から出た聞き覚えのある名前を聞いたセレーネ、リィン、エリオットはそれぞれ驚きの表情で青年―――”罠使い(トラップマスター)”ゼノと”破壊獣(ベヒモス)”レオニダスを見つめた。



「まーまー、そう気張らんといてや。せっかくの感動の再会に水を差すもんやないで。なあ、フィー?」

リィン達が警戒している中、ゼノは軽々とした口調で話しかけた後フィーに視線を向けた。

「変わってないね、ゼノ。でも、いきなりトラップはさすがにウザい。」

「んー、ほんの挨拶代わりやってんけどなあ。練習用のオモチャなんてなかなか懐かしかったやろ?まあ、仕掛けたんもあれ1個やから堪忍してや。」

フィーの指摘を聞いて困った表情をしたゼノは苦笑しながらフィーに問いかけた。



「ま、いいけど。レオも、元気そうだね。」

「ああ、2年そこらではお前ほど変わりはしまい。大人と子供の違いというものだ。」

「また子供扱いする。……二人とも、今までどこにいたの?2年前―――みんながいなくなってから足取りすら掴めなかったのに。」

「……さてな。」

「まー、昔のことやし細かいことは気にせんと。今は貴族連合の連中に機甲兵の指南とかしとるで。素直に聞
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