第126話
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(フフ、ティアさんみたいな素敵な女性に想いを寄せられているのですから、ルークさんも隅におけませんね。)
ミュラー少佐とジンはそれぞれ苦笑しながら小声で会話をし、笑顔のアネラスの小声にシェラザードはからかいの表情で答え、クローゼは微笑みながらティアを見つめていた。
「ったく………いい加減にしろっての。そういや………もう一人仲間がいるんだろ?教会のシスターみてぇだが………いったいどこにいるんだよ?」
「あ………」
「………スンマセン。向こうの書架にいるんですけどちょっと事情がありまして………」
そして気を取り直したアガットの言葉を聞いたティータは心配そうな表情でケビンを見つめ、ケビンは苦笑しながら答えた。
「リースさんですよね?ちょっとお話しましたけどすっごく可愛い人ですよねぇ。」
「あたしも話したけど………独特の雰囲気で面白い子よね。なんか元気がなかったからあんまり話は弾まなかったけど。」
アネラスとシェラザードはそれぞれリースの自分での印象を口にした。
「………ケビンさん。探索は僕たちに任せて一度リースさんと話し合った方がいいんじゃないですか?」
「………………………いや………どうやら”方石”の扱い方はオレが一番馴染んでいるみたいや。”悪魔”の危険もあるし………外れるわけにはいかんやろ。」
「ですが…………」
「ま、あいつも子供やないんやし、そのうち機嫌も治るやろ。今は時間が惜しい………さっさと出発するとしよう。」
「ケビンさん………」
「フッ、ならばボクが残って彼女の心の扉を開くとしよう…………」
ヨシュアの提案を苦笑しながら断ったケビンをクローゼは心配そうな表情で見つめ、オリビエは静かに呟いた後、リュートを取り出し
「久々に解き放たれるこの超絶的なリュートテクでね!」
そして高々と叫んだオリビエの言葉を聞いた全員は脱力した。
「やめんか阿呆。」
「まったく……あんたも相変わらずねぇ。」
ミュラー少佐は顔に青筋を立てて呟き、シェラザードは呆れた表情で溜息を吐いた。その後ケビン達はメンバーを編成し、ケビン、ヨシュア、アガット、ティータ、ガイ、ジェイドのメンバーで探索を再開し、ロッジ内にある石碑に転位すると外は夕方になっていたので、外を出て探索を開始した。
〜ル=ロックル訓練場〜
「………見た所、外の風景が変わっただけで、特に何も起こっていないようですね……」
「ああ。だが、今までの事を考えると絶対何かが起こるはずや。」
ヨシュアとケビンが周囲を見て相談をしていたその時、訓練場の広い場所に妖しげな光陣が現れた!
「へっ、早速か。」
妖しげな光陣を見たアガットは仲間達と
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