第126話
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たアガットは複雑そうな表情をしていたが、やがて不敵な笑みを浮かべた。
「ア、アガットさん。もうレーヴェさんは敵じゃないんですから………」
アガットの言葉を聞いたティータは心配そうな表情をして溜息を吐いた。
「安心しろ。模擬戦をするだけだ。―――ただし、お互い本気の………だが。」
「ハハ、”剣帝”と手合せか。”剣帝”が解放されたら俺も挑むとするか。俺も一度手合わせをしたいと思っていたしな。」
「ふふ、なら私も頼もうかな。同じ剣士としてどれほどの腕か非常に気になりますし。」
「意外と人気者やね、彼。」
「ハハ、そうですね。」
アガットに続くようにレーヴェとの手合わせをしようと思っているジンとアネラスの答えを聞いたケビンに訊ねられたヨシュアは苦笑しながら返事をした。
「ふふ、でもアガット………あんたよくこの状況をすぐに受けいれられるわね。」
「夢とか幻術じゃないかって疑ったりしなかったんですか?」
「そ、そりゃまあ………」
シェラザードとアネラスの疑問を聞いたアガットは戸惑いながら言葉を濁したが
「フッ、当ててみせようか。抱きついたティータ君の瑞々しい匂いと柔らかな感触………それが余りにもリアルだったから疑いようがなかったんだろう?」
「っ!?」
オリビエの推測を聞いて表情を引き攣らせた。
「え、え、え…………!?」
「ふむ………なるほどな。」
「まあ、二人の微笑ましい関係を考えたらそう思うのも無理はないわね。」
「フフ………なるほど。そういう事ですか。」
一方ティータは顔を赤らめて戸惑い、ユリア大尉は静かに頷き、アーシアは苦笑し、ナタリアは微笑ましそうにアガットを見つめ
「うわっ、そっちの趣味の人なんだ。」
「まあ、見た目通りですからそんなに驚く事はないんじゃないですか?」
「みゅ?ティアさん、ジェイドさんの言っている事は本当なのですか?僕にはよくわからないのですの。」
「フフ、ミュウは判らなくていい事だから気にしなくていいわよ。」
意味ありげな笑みを浮かべてアガットを見つめるアニスにジェイドはからかいの表情で指摘し、首を傾げているミュウにティアは微笑みながら指摘した。
「ロイドも気を付けろよ?お前のリア充っぷりを考えると、あんな風に言われる事もありえるぜ?」
「いや、意味がわからないですし、何でそこで俺が出てくるんですか!?」
からかいの表情をしているフレンに指摘されたロイドは疲れた表情で声をあげた。
「ちょ、ちょっと待て!なんでいきなりそーなる!?」
そして仲間達の会話を聞いていたアガットは慌てて叫んだ。
「照れない、照れない♪」
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