第126話
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「わかった、わかった。」
「はは、急いで戻りましょうか。」
その後ケビン達は庭園に戻り、封印石を解放した。
〜隠者の庭園〜
「あっ………!」
「ふふ、良かったね。」
「うんうん。相変わらず見事な赤毛やね。」
封印石が解放され、光の中から現れようとした人物を見たティータは嬉しそうな表情をし、ヨシュアはティータの様子を見て微笑み、ケビンは何度も頷きながら言った。そして光は消え、そこにはアガットが蹲っていた。
「クッ………いきなり何だってんだ………!―――おいダン!いったい何があったんだ!?………!へ………」
顔を上げて叫んだアガットだったが、目の前にいるティータに気付いて呆けた声を出した。
「ア、アガットさん………」
なんだティータ、晩メシ作ってたんじゃ………って、あれ?たしか定期船から降りた所でお前の親父と出くわして………」
「………っ………」
直前の事を思い出して首を傾げているアガットにティータはいきなり抱きついた!
「お、おいおい………何だってんだ、いきなり………」
「よ、よかった………ホントーによかったです………アガットさんが無事でいてくれて………」
「無事って………この前会ったばかりだろうが。おい、ヨシュア。いったい何があったんだ―――!そういやお前………いつの間に戻ってきたんだ?それに不良神父………?なんでお前がいるんだよ!?」
「はは、その…………」
「これには色々と深い事情がありましてなぁ。」
状況に戸惑っているアガットにヨシュアとケビンは苦笑し
「言っておくけどあたし達もいるわよ。」
「よう、久しぶりだな。」
「ふふ、ご無沙汰してました。」
シェラザード、ジン、クローゼはそれぞれ声をかけ
「いいなあ、アガット先輩。相変わらずティータちゃんとラブラブで………」
「フッ、三国一の果報者とは君のことを指すに違いあるまい。」
「年齢差での結婚は否定しないが………さすがにそのような幼い時から付き合うのはどうかと思うぞ?」
アネラスは羨ましがり、オリビエはアガットを称え、バダックはアガットをからかうかのように口元に笑みを浮かべてアガットに指摘した。
「ア、アホか!そんなんじゃねえっての!」
アネラス達の言葉を聞いたアガットは慌てて叫んだ。そしてティータはアガットから離れ、離れられたアガットは立ち上った。
「えへへ………ごめんなさい、つい嬉しくて。うん、でもこれで後はエステルお姉ちゃん達だけだよね!」
「へ………エステルって………っていうかおい!こりゃ一体どういう事だ!?またエリカ・ラッセルあたりのトラップじゃねえだろうな!?」
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