第125話
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とか言ってたから。4年くらい前じゃないかしら。そう言えば……同じ時期にルークもちょうど訓練生としてル=ロックルを使っていたから、その時に二人が知り合ったと聞いているわ。」
「「「「!?」」」」
「みゅっ!?」
「………………(やはり異世界で生きていましたか……)」
(やれやれ……まさかこんな形で判明してしまうとはな。)
シェラザードの話からある人物の名が出た事に驚いたティア達が血相を変えている中ジェイドは冷静な様子で黙り込み、その様子に気づいたバダックは心の中で溜息を吐いた。
「そ、そーですか…………お姉ちゃんとレンちゃん、ルークさんとアガットさんも捕まっているかもしれないなんて………」
「ティータ………」
「………大丈夫。きっと大丈夫ですよ。」
一方ティア達の様子に気づいていないティータの言葉を聞いたヨシュアは表情をわずかに暗くし、クローゼは優しい微笑みを浮かべて励ました。
「いずれにせよ………3つあるという『修練場』も残るは一つだけということですね。」
「ああ………誰が囚われているかなど挑んでみればすぐにわかるだろう。」
そしてユリア大尉の意見にミュラー少佐は頷いた。
「ちょ、ちょっと待ってくれ!今、”ルーク”の名前が出たが……まさか、あいつもそっちの世界で生きているのか!?」
「へ…………」
その時ガイは真剣な表情でシェラザードに訊ね、訊ねられたシェラザードは何の事か理解できず呆け
「――――ラルゴ、単刀直入に聞きます。貴方を除き、”私達と共にヴァン達を倒したルーク”を含めて何人そちらの世界で謎の復活を果たしているのですか?」
ジェイドは冷静な表情でバダックを見つめて訊ねた。
「………フッ、あの小僧以外の人物達の復活の可能性まで読んでいたとはさすが”ネクロマンサー”だな。」
ジェイドの予想外の質問にバダックは静かな笑みを浮かべて答えた後話を続けた。
「お前の読み通りだ、ネクロマンサー。先程シェラザードの口から出てきた”ルーク”はお前達と共に俺やヴァン達を倒した”ルーク”で、ルークを含めて3人ゼムリア大陸で謎の復活を果たしている。ちなみに残りの二人はアリエッタとお前達と共に旅をした導師だ。」
「ルーク…………よかった……やっぱり生きていたのね………!」
「みゅう〜……!ご主人様、生きていましたの〜!」
「ったく、帰ってくる場所が間違っているぞ、馬鹿野郎が………!」
「ルークどころかイオン様とアリエッタまで生き返っているの!?」
「……お父様、何故ルーク達の生存を今まで黙っていたのですか?」
バダックの答えを聞いたティアは一筋の涙を流してルークの生存をミュウと共に喜び、ガイは涙ぐんだ声で呟き、
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