第125話
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ラザードの反応を見たアネラスとクローゼは苦笑し、ジョゼットは納得した様子で頷き
「ガイ、説明を。」
「ちょっ、何でここであの女性と初対面の俺なんだよ!?」
ジェイドに説明を促されたガイは表情を引き攣らせて指摘した。そしてケビン達はシェラザードに状況を説明し、自己紹介をし合った。
「コホン…………話はだいたいわかったわ。しかしまあ、普通だったらとても信じられる話じゃないわね。まだ、酔い潰れて見てる夢とかルシオラ姉さんの幻術とかの方が説得力あるんだけど?」
「はは………そう仰るんも無理ないですわ。」
「おお、何という悲劇!シェラ君がこのボクを見て本物だと信じてくれないとは!」
シェラザードの答えを聞いたケビンは苦笑し、オリビエは冗談か本気かわからない芝居がかかった悲しみ方をして叫んだ。
「はいはい。普通だったらって言ったでしょ。第一、こんな馬鹿げた幻術、誰が仕掛けたりするもんですか。それに夢にしてはあまりにも整合性が取れすぎているしね。」
「はは、違いない。」
「信じてもらえて何よりです。さっそく協力してもらってもええですかね?」
「ええ、もちろんよ。聞いた感じだと、エステルも取り込まれているみたいだしね。遊撃士として、姉貴分として喜んで一肌脱がせてもらうわ。」
「シェラさん………」
「フッ、さすがシェラ君。相変わらずの気っ風の良さだ。」
シェラザードの答えを聞いたヨシュアは感謝した様子でシェラザードを見つめオリビエは感心した様子で呟いた。
「おおきに、助かりますわ。―――状況についてはだいたい説明した通りです。今はその”第四星層”を探索してるまっ最中ですわ。」
「ふむ………ル=ロックルの訓練場か。あたしも何年か前に訓練生として使った場所だわ。その意味では………あそこで訓練したことのある人間が放り込まれたのかもしれないわね。」
「なるほど………あり得るかもしれんな。」
「エステルちゃんとレンちゃんは当然として…………クルツ先輩にグラッツ先輩、カルナ先輩も候補に入りそうですね。」
シェラザードの推測を聞いたジンは頷き、アネラスは不安そうな表情で推測した。
「ふむ、どうかしらね。あの3人は、どちらかというと教官として行ったみたいだし。たしか3人とも純粋な訓練生として使ったことはなかったんじゃないかしら?」
「そうだったんですか…………」
「あ、あの、シェラさん………アガットさんってその訓練場を使ったことは………?」
シェラザードの話を聞いたアネラスは意外そうな表情をし、ある事に気付いたティータは不安そうな表情で尋ねた。
「うん………確かあったはずよ。カシウス先生にまんまと乗せられて酷い目にあった
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