第124話
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サントクロワの森をしばらく進み続けていたケビン達にある声が聞こえてきた。
〜サントクロワの森〜
「や、やめろ………それ以上近寄るなああっ!」
「人の声……?」
「この声は………」
「ああ………間違いないやろ。」
叫び声を聞いたナタリアは不思議そうな表情をし、声に聞き覚えがあるヨシュアは驚き、ケビンは頷いた。そして声がした方向を見るとそこには木の板に張り付けられ、鼠型の獣人に囲まれたギルバートがいた!
「ほ、ほんの出来心だったんです!二度としませんから!ど、どうか命ばかりはお助けをっ!」
命乞いをしたギルバートだったが、獣人達は理解していないのか、徐々にギルバートに近づいた。
「はあ………なんか妙に縁があるなぁ。」
その時ケビンが溜息を吐いた後、仲間達と共に武器を構えて駆け付けた。
「おおおっ!?こ、これぞまさに女神達の導き!神父様!ヨシュア様!どうかどうかお助けください!」
「………仕方ありませんね。」
「見捨てるんも寝覚め悪いし、いっちょ助けたるか!」
ギルバートの嘆願を聞いたヨシュアは溜息を吐き、ケビンは苦笑しながら仲間達と共に戦闘を仕掛けた!
「チュウ!!」
ケビン達の存在に気づいた獣人達はそれぞれケビン達に攻撃を仕掛ける為にケビン達に向かったが
「そぉれっ!クイックドロウ!!」
「砕けましてよ、ストローククエイカー!!」
「チュッ!?」
オリビエとナタリアが放った広範囲の遠距離攻撃をその身に受けて怯んで足を止めた。
「おぉぉぉぉ………!!」
そこにヨシュアが魔眼で獣人達の動きを封じ込め
「や〜っ!ダークマター!!」
クローゼがアーツで獣人達を一か所に固めて更に動きを封じ込めた。
「二の型―――疾風!!」
「もう、しまいにしよか……滅!!」
そしてアネラスとケビンが広範囲を攻撃するクラフトを放って止めを刺した!その後戦闘を終えたケビン達によってはりつけにされていたギルバートは助けられた。
「はあはあはあ…………ひ、酷い目にあった………」
「はあ………兄さんも結社の人間やろ?なんで毎回毎回、あんな目に遭ってんねん。」
地面に膝をついて安堵の溜息を吐いているギルバートをケビンは呆れた表情で溜息を吐いた後真剣な表情で指摘した。
「し、失敬な………これには涙なくしては語れない波乱万丈にして震天動地の物語があってだね………」
「というよりも………率直な疑問なんですが。どうして僕たちよりも先にこの場所に来ているんですか?」
「そういや、オレたちよりも先に転位陣に入ったってことか?」
ヨシュアの疑問を聞き、ギルバートが自分達よ
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