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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第18話
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「やっと、外に出れましたわね……」
「ふう、狭かったぁ……って、ここは……!」
「大陸横断鉄道の線路……!こんな所に通じていたのか。」
「やっぱり……でも、これで道は開けたね。」
「そ、それはいいが、さっきのフードの男は……?」
マキアスの指摘を聞いたリィン達は周囲を見回したが謎のフードの男はどこにも見当たらなかった。
「見当たらないな……どこに消えたんだ?」
「ええ……気配も感じられません。………俺達”Z組”のことを知っていたのは気がかりですが……今は橋を越える事に集中したほうがよさそうですね。」
「……だね。怪しい男だけど、今のところ敵意は悪意は感じなかった。」
「もしかして、このダクトを僕達に教えようとして……?」
「と言う事は、あの人、わたくし達の味方なのでしょうか……?」
「ふう、さすがにそれは楽観的すぎるでしょ。」
リィン達と共にフードの男の事について推測したエリオットとセレーネの推測を聞いたセリーヌは呆れた表情で指摘した。
「とにかく、ここを通れば要塞内に忍び込めそうだな。」
「ああ、橋の方からも死角になっているみたいだ。このまま線路伝いに侵入しよう。」
その後リィン達は線路伝いに橋を越えて建物の中に入って行ったが、その様子を遠くからフードの男が見守っていた。
「――ふふ、行ったみたいですねぇ。私が手伝えるのはここまで……後は君達次第でしょう。無事に道を拓けるよう……
女神
(
エイドス
)
にお祈りしていますよ。」
フードの男は口元に笑みを浮かべた後その場から去って行った。一方建物内に入ったリィン達は遠くにいる多くの機甲兵が積んで、連結してある貨物列車を見つけて立ち止まった。
(あれは……!)
リィン達がそれぞれ身を隠している中、貨物列車は出発し、その様子を領邦軍が見守っていた。
「―――”機甲兵”部隊、間もなく配備完了します!」
「フン、準備は整ったようだな。”対機甲兵戦術”もここまで……今回の作戦で一網打尽にしてくれる。―――アルバレア公爵閣下からも早急に片付け、メンフィル帝国軍の襲撃に備えよとの命を賜っている!例の”助っ人”も投入し、反逆者どもを徹底的に叩き潰せ!」
部下の報告を聞いた隊長は鼻を鳴らして指示をし
「イエス・サー!」
指示をされた兵士達はそれぞれの行動に移った。
「くっ……横断鉄道方面はかなりの緊張があるようだな。”機甲兵”も相当な数が投入されているみたいだし。」
「ああ、トリスタ方面でも配備されているのを見たけど……正規軍との戦闘がそれだけ激化しているということか。」
「父さん……無事だといいけど。」
マキアス
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