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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第16話
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ィンの話を聞いたマキアスは冷や汗をかいて表情を引き攣らせ

「で、二人の思いをくみ取ったメンフィル帝国は二人をリフィア殿下の親衛隊を率いる立場にしたって事か。」

トヴァルは静かな表情でリィンを見つめた。



「ええ。それと余談になりますがリフィア殿下の親衛隊を率いる立場に任命された際に二人にはそれぞれ”伯爵”の爵位が与えられ、リフィア殿下の親衛隊を率いる立場になった事を境に恋仲だった二人は結婚したんですが……二人が結婚する際リフィア殿下自らの希望でリフィア殿下が二人の仲人が務め、更にはペテレーネ神官長とティア神官長にリフィア殿下自らが頭を下げて、結婚式を取り仕切る司祭と副司祭を務めてもらった話も有名で、俺のような訓練兵達にまで伝わっている程です。」

「なっ!?皇族が自ら仲人を務めた上、結婚式を取り仕切る人達に頼み込んだだって!?」

「リフィア皇女って、旧校舎の時にアンタ達に力を貸したあのエステルって娘並みに元気が有り余っている皇女でしょ?その様子が全然想像できないわね……」

「まあ……!フフッ、リフィア殿下はそのお二人の事をとても大切になさっているのですね。」

リィンの口から出た信じられない話にマキアスは驚き、セリーヌは疲れた表情で呟き、セレーネは目を丸くした後微笑み

「……そうなると。もしメンフィル帝国がエレボニア帝国との開戦に踏み切ったらその二人も出てくるのか?」

ある事が気になっていたトヴァルは真剣な表情で尋ね

「リフィア殿下が自ら戦場に立つ事があれば、必ず出てくると思います。」

リィンは静かな表情で頷いた。



「だったら、確実に出てくるだろうな。実際”リベールの異変”の際に”結社”がロレント市を襲撃しようとした際、ロレントを守る為にリフィア皇女は”英雄王”達と共に戦ったと聞いている。しかもリフィア皇女は”英雄王”達と共に”百日戦役”にも参戦したらしいからな。」

「しかもリフィア殿下自身がエレボニア帝国に対して怒りを抱いているそうですものね……」

「そんなとんでもない相手と戦う羽目になるなんて、エレボニア帝国は御愁傷としか言いようがないわね。」

「あ、あのなぁ。他人事みたいに言うなよな……僕達の祖国の未来がかかっているんだぞ?」

リィンの言葉を聞いたトヴァルは真剣な表情で推測し、セレーネは不安そうな表情で呟き、他人事のように言うセリーヌの言葉を聞いたマキアスは疲れた表情で指摘した。



「…………メンフィル帝国の今後の動きは気になるけど、今は目の前の事に集中しよう。」

「そうだな……合流地点まで後どのくらいだ?」

決意の表情をしたリィンの言葉に頷いたトヴァルはマキアスに視線を向けた。

「後少しです。―――行きましょう。」

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