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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第16話
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”夫婦”って事は片方は女性の将軍なのか?」

リィンの説明を聞いたセレーネとマキアスは驚き、トヴァルは目を丸くして尋ねた。



「ええ。”天馬騎士(ペガサスナイト)”にとって”最強にして最上(さいじょう)”を示す称号である”神天馬騎士(エンリルナイト)”の称号を持ち、”白銀の守護騎士”の異名で呼ばれているシグルーン副将軍はメンフィル帝国軍に所属している数多くの天馬騎士達の中でも1,2を争う実力持ちだそうです。」

「い、一体どんな強さなんだ……?」

「想像もできませんわよね……」

「女性将軍といえば、"黄金の羅刹"の異名で轟かせている領邦軍のオーレリア将軍もそうだが……話を聞く限り、あのオーレリア将軍ともまともに渡り合えそうだな。」

「へえ……それじゃあ将軍を務めている夫の方は更に強いのかしら?」

まだ見ぬ女性騎士の強さを聞いたマキアスは表情を引き攣らせ、セレーネは呆け、トヴァルは真剣な表情で考え込み、セリーヌは目を丸くした後ある事を尋ねた。



「当然強い。多くのメンフィルの勇将達の中でも1,2を争う実力を持ち、”漆黒の守護神”の異名で呼ばれているゼルギウス将軍はシグルーン副将軍共々リフィア殿下の親衛隊の所属を強く希望しなければ、あのファーミシルス大将軍の跡継ぎとしてメンフィル帝国軍を率いる立場になってもおかしくないと噂されている程、実力、戦術眼共に備わっている。」

「なっ!?あ、あの”空の覇者”と恐れられているファーミシルス大将軍の跡継ぎになってもおかしくないだって!?」

「”空の覇者”の跡継ぎクラスだなんて、とんでもねえ強さじゃねえか。」

リィンの説明を聞いたマキアスは驚き、トヴァルは真剣な表情で呟いた。



「あの、お兄様。先程の話でお二人はリフィア殿下の親衛隊の所属を強く希望していたと仰っていましたが……もしかして過去、リフィア殿下と何かあったのですか?」

「ああ。何でも二人は昔、レスペレント地方とは異なる地方で住んでいたらしいんだけど………異種族の混血児である二人は迫害されていた立場で、幼い頃から苦しい生活をずっと続けていたという話なんだが……城を抜け出して旅をしていたリフィア殿下が幼い2人を保護し、その後2人はメンフィル帝国が経営している孤児院に入れられたんだ。そして自分達を助けてくれたリフィア殿下に強い恩義を感じた二人はリフィア殿下に恩返しをする為に、メンフィル帝国軍に入隊、数々の武勲を立て、二人の活躍を評したシルヴァン陛下が二人に褒賞を与えようとしたそうなんだが……――二人はそれを辞退。褒賞の代わりにリフィア殿下の親衛隊に所属させて欲しいとシルヴァン陛下に嘆願したそうなんだ。」

「な、何だかおとぎ話みたいな話だな……」

セレーネの質問に答えたリ
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