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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第15話
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とも相変わらずで安心したよ。」
「ええ……元気そうで何よりです。」
「と、とにかくよかった!リィンとセレーネが無事で……!今、風車小屋にいるの?これから何とか会えないかな?」
通信機から今すぐにでもリィン達を会う事を望んでいる様子のエリオットの声が聞こえて来た。
「ああ、今ちょうどその話をしようとしていたんだ。」
「これから二人のところに向かおうと思っている。どこか安全な場所で落ち合えないか?」
「安全な場所……」
「だったら”双龍橋”手前の”ポイントD”だね。ちょうど死角になってて領邦軍の目も届かないはず。」
「”ポイントD”……東ケルディック街道の外れだな。わかった、そこで落ち合おう。僕らもすぐに出発する。」
「うん、わかった。僕らもさっそく向かうよ。」
「じゃ、また後で―――OVER(オーバー)。」
リィン達が通信を終えたその頃、街道で通信をしていたエリオットは立ち上がって安堵の溜息を吐いた。
〜東ケルディック街道〜
「はあ〜……!よかった、リィンとセレーネが無事で!感謝します、女神様……!」
「”女神”ならリィンの傍に常にいるから、エリオット、アイドスに感謝しているの?」
「アハハ……勿論アイドスさんにも感謝しているよ。でも、セリーヌはともかくなんで遊撃士の人と一緒なんだろ?」
フィーの指摘に苦笑しながら答えたエリオットはある事が気になって不思議そうな表情をした。
「後で聞いてみるしか。とにかく、これでわたしたちも本格的に動き出せそう。」
「うん、そうだね……!とにかく急ごう、フィー!早く二人に会いにいかなくちゃ!」
「ん。」
エリオットの言葉に頷いたフィーだったが何かに気付いて目の前の建物と巨大な橋―――”双龍橋”に視線を向けた。
「……………………」
「フィー……?どうかしたの?」
「―――エリオット、先に行ってて。ちょっと確認しておきたい事ができたから。」
一方その頃、通信を終えたリィン達は風車小屋から出立しようとしていた。
〜風車小屋〜
「―――それでは、さっそく”ポイントD”に急ぐとしよう。場所は東ケルディックの先…………小川を越えた先の地点になる。」
「”双龍橋”の手前あたりか……気を付けた方がよさそうだな。」
「ええ、十分に注意しましょう。案内は頼んだぞ、マキアス。」
「ああ、任せておいてくれ。」
「それじゃあ、出発しましょ。」
「はい……!」
その後風車小屋を出たリィン達は”ポイントD”に向かっていたが、途中の道のりでメンフィル帝国軍が陣を展開していた為、立ち止まった。
〜メン
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