後日談〜新たなる軌跡への系譜〜 異伝〜”知”の能天使の優しさ〜
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「え!?今の声はルファ姉……!一体、どこから……?」
ルファディエルの念話に驚いたロイドは周りをキョロキョロしながら驚いていた。
(私はあなたと”契約”をして、あなたの魔力と同化して、あなたの身体の中にいるわ。)
「お、俺の!?一体どうやって……」
(………多分説明をしても今のあなたには難しいでしょうから、とりあえず私の名を呼びなさい。)
「う、うん……ルファ姉!」
ルファディエルの念話を聞いたロイドは戸惑いながら頷いた後、ルファディエルの名を呼んだ。するとロイドの身体の中から光の球が出て、そこからルファディエルが現れた!
「えっと……混乱していて、よくわからないんだけど……ルファ姉……まだ、俺の傍にいてくれるの?」
「………あなたがガイ殺害の”真実”にたどり着くまではあなたを見守ってあげるし、力も貸してあげるわ。……ガイには恩もあるし、それにセシルの頼みもあるしね。」
「セシル姉の?……そういえば兄貴の葬式が終わった後、セシル姉と2人で何か話し合っていたようだけど……一体何を話し合っていたんだ?」
ルファディエルの説明を聞いたロイドは不思議そうな表情で尋ねた。
「……セシルから頼まれたのよ。『ロイドが1人前の大人になるまで見守ってあげて』ってね。」
「セシル姉………」
「フフ……それに私はロイドの”お姉ちゃん”だしね。」
そしてルファディエルはロイドを優しく抱きしめて微笑んだ。
「うっぷ。…………はあ………セシル姉といい、2人とも俺を甘やかしすぎだよ………でも、ありがとう、ルファ姉。これからもよろしく。」
ルファディエルに抱きしめられた際、ルファディエルの豊満な胸に顔を押し付けられて、呻いたロイドはルファディエルから離れた後、恥ずかしそうな表情でため息を吐いた後、笑顔をルファディエルに向けた。
「ええ。」
ロイドに笑顔を向けられたルファディエルは優しい微笑みを浮かべた。
そしてさらに数年後、ルファディエルと契約したロイドは警察学校に入学し、休日に敷地内をトレーニング代わりにランニングをしていたその時、ある人物――悪魔のような容貌や翼を持つ男性が瀕死の状態で倒れているのを見つけ、その人物に急いで近づいた………
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