第130話
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「君は……たしか”道化師”やったな。悪いけど……彼の方は手遅れやで。」
「フフ……聞いてるかもしれないけど僕の役目は『見届け役』なんだ。計画の全プロセスを把握し、一片の例外もなく”盟主”に報告する。教授の自滅も単なる結果であって防ぐべき事態じゃないんだ。」
ケビンの言葉を聞いたカンパネルラは不敵に笑った。
「なるほどな……。”身喰らう蛇”―――まだまだ謎が多そうや。」
「フフ、君たち騎士団だってそれは同じだと思うけどねぇ。さてと……これで僕の役目も終了だ。ホント、教授の正体には驚いたけど、余計で大迷惑な事をしてくれたよ………”グロリアス”や”パテル=マテル”は強奪されたし、落し物も回収どころか、完全に破壊されちゃったしねぇ………」
「なに……!?」
カンパネルラの言葉にケビンが驚いたその時、カンパネルラは指を鳴らした!するとカンパネルラは消えようとした!
「あはは!それではどうもご機嫌よう!次に滅するのは君達にとって最高の罰当りと言ってもおかしくない行為をした少女か覇王かな?また次の機会に会えることを祈っているよ!」
そしてカンパネルラは消えた!
「落し物って……まさか……。………………………………。まあいい……これ以上はオレの権限外や。急いでエステルちゃん達と合流せんとな……」
カンパネルラの言葉を聞いたケビンは信じられない表情で呟いた後、エステル達と合流するため急いで引き返していった。
……こうしてエステルたちは断続的に発生する揺れの中、”中枢塔”から脱出した。 急激な導力低下のためか”レールハイロゥ”は完全に使用不可能となっており……さらに何故か空間も不安定で転移もできなくなっており……エステル達は地下道を通ってそれぞれの場所に停泊する飛行艇や飛行戦艦を目指すことにした……
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