第130話
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驚いたけど………”覇王”達もあんたを敵対視していたし、あんたを滅しても問題ないやろ。」
「クク……なるほどな……。だが、この程度の攻撃でこの”闇軍師”を滅するなど……」
ケビンの冷たい視線を見たケルヴァンは凶悪な笑みを浮かべていたその時!
「な……なんだ……」
瞬く間にケルヴァンの身体が白く固まり始めた!
「し、『塩の杭』……。かつてノーザンブリア北部を塩の海に変えた禁断の呪具……。私一人を始末するためにこんなものまで持ち出したのか!」
「あんたは少々やりすぎた。いくら教会が中立でも、もはや見過ごすわけにはいかん。大人しく滅びとき。」
信じられない表情で叫んでいるケルヴァンにケビンは冷たい視線を向けたまま、淡々と言った。
「おのれっ……この”闇軍師”を舐めるなああああああっ!!」
しかしケルヴァンは叫んだ後、自分自身に魔術を放って、塩化を止めようとした!
「………やれやれ。そのまま大人しく滅びとけば、苦しまずに逝けたものを。………ええやろ。あんたを最高クラスの”外法”と認定し、オレ自身が徹底的に狩ったるわ。………おおおおおおおっ…………ハアッ!!」
そしてケビンは自分の背中に何かの紋章を現せた!
「な………!?」
それを見たケルヴァンは驚いた!
「クク………まさかオレにコイツを使わせることになるとはな…………祈りも悔悟も果たせぬまま!千の棘をもってその身に絶望を刻み!塵となって無明の闇に消えるがいい!!」
そしてケビンは凶悪な笑みを浮かべた後、ボウガンを構え詠唱を始めた!すると、異空間から無数の魔槍がケビンの周りに現れ、そしてケビンのボウガンにも魔槍が装着された!そしてケビンは装着された魔槍を放つと、ケビンの周りに浮かんでいた無数の魔槍達もケルヴァンを襲った!
「砕け………時の魔槍!!」
「おのれえええええ――――!狗があああっ―――――――!!」
聖痕の力を解放し、アーティファクト、”ロアの魔槍”を放つケビンのSクラフト――魔槍ロアを受けたケルヴァンは最後の叫びを上げながら、身体は塩化し、さらにまだ塩化していない部分は魔槍に貫かれ、さらにケルヴァンの周りに刺さった魔槍達は大爆発を起こして、ケルヴァンを肉塊の一欠けらもなく滅した!
「狗か……。ま、その通りなんやけどね。………………………………。ヨシュア君、君は運がいいで。オレなんかと違ってまだまだやり直せるんやから。」
「ウフフ……それってジェラシー?」
ケルヴァンが消滅した後を見つめてケビンが呟いたその時、カンパネルラが現れた!
「”守護騎士”第五位―――”外法狩り”ケビン・グラハム。うふふ……噂に違わぬ冷酷ぶりじゃない。」
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