第130話
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ンセス)”なんだ。以前ナイアルさんが教えてくれたように、姉さん達が幸せになるには大分壁があるだろうね。………けどまあ、レーヴェなら多分大丈夫じゃないかな。」
一方苦笑しながら言ったエステルの言葉にヨシュアも苦笑しつつ答えた。
「…………あなた。今は優先すべき事があるでしょう?」
「…………わかっている。エヴリーヌ、気持ちはわかるが今は脱出するのが先決だ。行くぞ。」
イリーナに諭されたリウイは静かに頷いて、エヴリーヌを促した。
「………わかった。けど、エヴリーヌは絶対にお前なんかをプリネの恋人として認めていないんだからねっ!」
リウイの言葉を聞いたエヴリーヌは頷いた後、レーヴェを睨み、そして撤退を始めた。
「………今は我が娘の身をお前に任せておく。俺達にしっかりついて来い。………だが、俺達がお前をプリネの伴侶として認めたと思うなよ?」
「………重々承知しております、”剣皇”リウイ陛下。カリンの………”姫君の中の姫君”の結婚条件も勿論承知しております。」
リウイの忠告にレーヴェは静かに頷いた。そしてエステルやリウイ達は撤退を始めた!
「……馬鹿な……そんな馬鹿な……。こんな事態……ありえない……。……ま……待てよ……。た、試されたのは……この身体の持ち主も同じだったということか……。くっ……”盟主”とやらめ………!人間の分際でこの私を試すなど……戻ったら、八つ裂きにしてくれる………!」
一方その頃、ボロボロの状態のケルヴァンが弱った身体で進んでいたが
「悪いけど、それは無理やね。」
ケルヴァンの行く手を遮るようにケビンが前から来た!
「ケビン・グラハム……。いつの間にこんな所に……。どけ……貴様のような雑魚に関わっている場合ではない……」
それを見たケルヴァンはクラフト――真・魔眼を放ったが、ケビンは星杯の紋章を掲げ、自分自身に結界をはって魔眼を無効化した!
「……貴様……”魔眼”が効かないのか!?いくら教会の騎士とはいえ新米ごときに防げるわけが……」
「あー、スマン。ちょいと三味線弾いてたわ。オレは騎士団の第五位。それなりに修羅場は潜っとる。ま、それでも本調子のあんたに勝つのは難しかったけど……。予定外の事があったとはいえ、今なら付け入る隙があるからな。」
「なに………」
ケビンの言葉にケルヴァンが驚いたその時、ケビンがボウガンの矢をケルヴァンに放った!
「くっ……」
弱っていたケルヴァンは身体もろくに動かせず、矢に当たり、呻いた!
「……オレの本当の任務は”輝く環”の調査やない。最悪の破戒僧、ゲオルグ・ワイスマン―――あんたの始末というわけや。………まあ、あんたが”覇王”達の関係者だったのは
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