機動戦艦ナデシコ
1330話
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績があるからか。
「その場合、もしかしたらナデシコも……更にはネルガルも連合軍の攻撃対象になるかもしれないのでは? 何しろ、私と一緒にこの宙域に転移してきたのだから」
『なるほど。ナデシコを連れてきてくれたというのは、そちらも狙いですか。念には念を入れる、と。怖い人だ』
「政治家としては喜ぶべきなんでしょうが、女としてはあまり嬉しくない言葉ね。……で、どうするの?」
『どうするのと言われても、こちらには最初から取れる手段はないように思えるのですが?』
「そう? 自分達の潔白を証明する為、率先して私達に攻撃するというのは手段の一つとしてあると思うけど」
『ご冗談を。アクセル代表が地球で見せたミロンガ改、更に火星のユートピアコロニー跡で木星蜥蜴を相手の戦闘、そして最後にオリンポス山の研究所で木星蜥蜴と戦ったシャドウミラー。これらの戦闘映像を見てしまえば、とてもではないがシャドウミラーとの敵対は出来ませんよ』
地球での戦いはともかく、火星での戦闘はやっぱり映像を撮ってたんだな。
いや、そのくらいは予想していたし、当然だという思いの方が強いんだが。
「では?」
『……分かりました。全面的にシャドウミラーに協力しましょう。その代わり、ネルガルが連合軍に攻撃されそうになったら援軍を送ってくれるという保証を頂きたい。ネルガルとしても、今回の件は一か八かの大博打に等しいのだから』
「そうね」
エザリアの問い掛けるように向けてくる視線に、口を開く。
「ネルガルがどの程度の規模なのか……いや、正確にはどのくらい支社や研究所といった攻撃される場所があるのか分からないから、全てという訳にはいかないかもしれないが、戦力は出そう。この世界の連合軍の戦力を見た限りだと、1ヶ所につきメギロートを数機……いや、一応戦艦が主戦力だと考えればシャドウを入れた方がいいか。シャドウを1機にメギロートを5機派遣しよう」
正直、シャドウはともかくメギロートの数が多くないかと思うが、メギロートの増産は簡単に出来るし、何よりマブラヴ世界の戦闘でシャドウミラーの出番が精霊の卵くらしいかなくなった以上、数は余ってるんだよな。
それこそ1ヶ所につきメギロート30機とか配置しても、全く問題ないくらいには。
シャドウの方は、こちらもかなり量産されてるけど、メギロート程に数は多くない。
いや、そもそもシャドウのような、一般的には超のつく高性能機を量産しまくってるって時点で色々と異常なんだけどな。
それに警備という面もあるが、どちらかと言えばネルガルや連合軍、連合政府に対して恫喝する意味もある。
『ふむ、なるほど。……シャドウとメギロート、ですか』
当然アカツキの方もそれを理解はしているのだろうが、アカツキにとってはこの件は殆どデメ
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