機動戦艦ナデシコ
1330話
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りに存在しています。ですが基本的に一夫一婦制なので、世間に知られれば白い目で見られる者が殆どです。僕にとってもシャドウミラーというのは随分と魅力的なようですね。どうでしょう? ネルガル支社をシャドウミラーの本拠に……ホワイトスターとか言いましたか? そこに設置してみるというのは』
そう来たか。
改めて交渉するのではなく、世間話に絡めてくる。
良くある手ではあるが、ネルガルにしてもあまり絡め手を使ってこっちを刺激したくないというのはあるんだろう。だからこそ穏当な手段を取ってきた訳で。
「そうだな、俺達と友好な関係になればそういう可能性もあるかもしれないな。エリナから聞いてるかどうかは分からないが、ホワイトスターには他の世界から出店してきている店はかなりの数がある」
と言うか、正確にはほぼ全てが他の世界からの出品だ。
シャドウミラーの直営店とも呼べる店は、それこそ超包子くらいじゃないか?
あ、いや違うな。牧場区画とかにある土産物屋とかはシャドウミラーの直営店だし、ワイバーンに乗せるというのもシャドウミラーの管轄だ。
交流区画にある店だと、技術班がお遊びで作った代物を売ってる店とか、門世界のモンスターの剥製とか骨格とかを展示している博物館も同じくシャドウミラーの管轄だ。
しかも聞いた話だと、フェイトがホワイトスターでコーヒー豆の直営店を出そうと考えてるとか何とかも聞いた覚えがある。
……こう考えるとシャドウミラーの直営店は結構多いが、それでも交流区画にある店の全体から見れば1割あるかどうかといった具合だろう。
『それでは、ネルガルについても?』
食い気味……に見えるアカツキの言葉だったが、俺が応える前にエザリアが口を開く。
「アクセル代表が言った通り、きちんとこちらの要望を聞いてくれて、友好関係になれば可能性はあるでしょうね。既にこちらの要望は伝わっているわよね?」
『……連合軍、連合政府との橋渡し役ですか』
「ええ。分かっているのならいいわ。後はそちらの態度次第よ。シャドウミラーとしては、アクセル代表に良くして貰った恩もあるし、出来れば交渉相手はネルガルにしたいのだけど。クリムゾングループより、ネルガルの方が気心も知れているし」
クリムゾングループという名前が出ると、アカツキの表情が一瞬だけ苦いものに変わる。
現在の地球……少なくても俺達が地球を発った時の状況では、ネルガルの影響力はかなり強い物になるという予想……いや、確信があった。
当然だろう。連合軍が木星蜥蜴に勝てないでいる状況で、ナデシコとエステバリスは木星蜥蜴を相手に圧倒的な力を見せつけたのだから。
それとミロンガ改もあの時はネルガルの機体って事になっていたし。
そんなナデシコやエステバリス、ミロンガ改を開
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