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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第13話
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初めまして。遊撃士協会・ケルディック支部の受付を務めているベルモンと申します。貴方が噂の”灰の騎神”の操縦者ですね?お会いできて、光栄です。」

「!俺の事を知っているんですか……」

「ええ。それとそちらの喋る猫さんの事もマキアスさん達から聞いていますよ。」

「そう。じゃあ、説明の必要はなさそうね。」

青年―――ベルモンの言葉を聞いたリィンは驚き、セリーヌは静かな表情で呟き

「ハハ…………そういやさっき”蒼黒の薔薇”のお嬢さんからギルドに様々な依頼をしたと聞いていたが……」

セリーヌの様子にトヴァルは苦笑しながら見つめた後ベルモンを見つめた。



「ええ、内戦の影響によって今後起こり続けるであろう問題解決の依頼をする為に彼女が”メンフィル帝国の代理”として来まして。その際にルクセンベール卿――――メンフィル帝国から今後起こる問題解決の”依頼”に対する”報酬”として、1000万ミラが支払われました。」

「なっ!?」

「ええっ!?」

「い、1000万ミラですか!?」

「”国”が遊撃士に依頼する時の相場は知らないけど、さすがに取りすぎじゃないかしら?」

ベルモンの説明を聞いたリィン達が驚いている中、セリーヌはトヴァルに視線を向け

「いやいやいや!?取りすぎも何も、ありえねえって、そんな法外な値段の依頼なんて!というか、何でお前さんもそんな法外な金額を”報酬”としてアッサリ受け取ったんだよ!?」

視線を向けられたトヴァルは疲れた表情で答えた後ベルモンに指摘した。



「無論、私も最初はそのような大金は受け取れないと断りましたが……ルクセンベール卿からメンフィル帝国は内戦の影響によってエレボニア帝国に隣接している自国領で膨大な数の問題が起こり続けると予測し、それらを解決する”依頼”を纏めた分の”報酬”だと諭され、渋々ですが受け取ったのです。実際見ての通り、膨大な数の依頼が来ていて現在常駐している遊撃士達やリベールから応援で来ている遊撃士達でも捌ききれない状況ですから、メンフィル帝国の予想も強ち間違ってはいないでしょうね。先程他のメンフィル帝国領にあるギルドにも確認した所、そちらでもこのケルディックと同じ状況で、メンフィル帝国政府の使者がこちらの支部同様今後起こり続ける問題解決を”依頼”し、法外な金額の”報酬”を支払ったそうです。現在はエレボニア帝国領と隣接しているメンフィル帝国領にあるギルド支部全てがレマン自治州にある本部に他国の遊撃士の応援の追加の派遣を要請している所です。幸いメンフィルから支払われた法外な金額の”報酬”がありますから、それをうまく配分すれば普段より多めの”報酬”を支払う事ができますから、それを目当てに応援に来る遊撃士達もいるでしょうね。」

「それは
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