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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第10話
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ヴァルさん?」
ヴァリマールを見つめて真剣な表情で考え込んでいるトヴァルの独り言が聞こえたリィンとセレーネは不思議そうな表情でトヴァルに視線を向けた。
「ん……いや、こっちのことさ。」
「―――休眠前ノ状況トノ差分ヲ感知。同行者約1名ノ波形ガ消失―――何ラカノいれぎゅらーガ発生シタ模様。」
「え……そ、それって……」
「もしかして……お嬢さんの事を言ってんのか?」
ヴァリマールの報告を聞いたセレーネは目を丸くし、トヴァルは驚いた後セリーヌに視線を向けた。
「ええ、一応状況は理解しているみたいね。」
「―――ヴァリマール、俺達はしばらくこの地を後にする。連れ去られたエリスと皇女殿下を連れ戻すため……そして、離れ離れになった仲間達と再会するためにも。だから……今はゆっくりと休んでいてくれ。」
「―――”仲間”―――”起動者”契約時ノ”協力者”タチヲ指ス言葉ト推定―――」
「え……?」
「………ヴァリマール?」
ヴァリマールの言葉の意味がわからなかったリィン達はそれぞれ不思議そうな表情でヴァリマールを見つめた。
「波形確認―――”蒼”の起動者並ビ1名以外、3方向ニ分散シテイル模様。イズレモ生体反応ニ異常ナシ。」
「おいおい、まさか……!」
「もしかして……みんなの居場所がわかるのか!?」
「……そういうことだったのね。―――覚えてる?”彼”と契約した時のこと。あの時、アンタは仲間達と共に”試練”を乗り越えた。……まあ、あのエステルって娘が強引に結界を破壊したせいで本来”協力者”の”資格”が無かった連中も一緒になって、アンタと一緒に”試練”を越えたようだけど……アンタとの”縁”が深い”仲間”―――つまりエマ達が”準契約者”として認められていたみたいね。」
「あ……!」
「”Z組”の皆さんの事ですね……!」
セリーヌの指摘を聞いたリィンとセレーネはそれぞれ明るい表情をした。
「そうだったのか……―――教えてくれ、ヴァリマール!みんなは今、どこにいるんだ!?」
「帝国内並びに帝国ニ隣接スルメンフィル帝国地理でーたべーすト照合―――大マカナ位置情報ヲ検出。南東”けるでぃっく”方面ニ5名―――北東”のるど”方面ニ3名―――南南東”れぐらむ”方面ニ3名―――以上、計11名―――ソレゾレ波形ノ乱レハミラレナイ」
「11名……アタシたちと一緒にいる竜を入れても一人足りないわね…………」
ヴァリマールの報告を聞いて何かを察したセリーヌは厳しい表情をし
「まさか……!」
ある事を察したリィンは血相を変えた。
「あの、お兄様。もしかしたら異世界―――メンフィル帝国出身のプリネ様、ツーヤお姉様、
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