第127話
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斬った!!
「ギャアアアアアアアアアアッ!?」
聖炎を纏わせる事によって普段以上の威力を持ち、さらに神剣の威力も相まってすざましい威力をたたき出すリンより受け継いだ奥義――真なる焔の剣によって、ワイスマンは大ダメージを受け、悲鳴を上げた!
「お、おのれ………ここまで私を侮辱する真似をするとは……!それもこれも貴様が現れてからだ!”姫君の中の姫君”!」
ワイスマンは弱った状態でプリネを見て叫んだ。
「黙りなさい!もう、これ以上貴方に”ハーメル”のような悲劇を起こさせないわ!………私にとって大事な弟であるヨシュアを!そして……私にとって大事な人のレーヴェをこれ以上傷つかせない!」
「あ………ま、まさか本当に………!」
「……………!」
プリネの言葉を聞いたヨシュアは希望を持った表情で、レーヴェは目を見開いてプリネを見つめた。
「何だと……?貴様は一体何者だ!?」
一方プリネの言葉の意味がわからなかったワイスマンは叫んだ。
「……我が名はプリネ。プリネ・カリン・マーシルン!”謳われし闇王”と”闇の聖女”の娘にして、かつて”ハーメルの悲劇”で逝ったヨシュアの姉……カリン・アストレイ!」
「え!?」
「何だと!?」
「ほう……!?」
「プリネ………!ついに決心したんだね……!」
「フフ……ここに来る途中なんで、プリネさんのお父さん達を置いて先に来た理由を聞いた時は驚いたけど……それ以上に嬉しかったよ。パパのお姉さんなんだから。」
プリネが自分の真実を叫ぶと同時にプリネの髪は美しい黒髪に、瞳は琥珀の瞳になった!そしてプリネの真実を知ったクローゼ達は驚き、エステルとミントは明るい表情をした。
「ね、姉さん……!本当に姉さんは新たな生を受けていたんだ………!」
「カリン………………」
一方ヨシュアは泣きそうな表情でプリネを見つめた。また、レーヴェはプリネを見つめていた。
「………ごめんね、ヨシュア、レーヴェ。ずっと黙っていて………それに私が逝ったせいで貴方達に辛い道を歩ませてしまって………」
「姉さんが謝る必要なんて……ないよ……!姉さんが生きているのならそれだけで十分だよ…………!」
「………お前が気にする必要はない。その時の俺は俺自身が望んで歩んだ道なのだからな。それより……エステル・ブライトの言う通り、本当に新たな生を受けたのか……カリン。」
辛そうな表情で謝るプリネにヨシュアは涙を流しながら言い、レーヴェは静かに答えた後、口元に笑みを浮かべてプリネを見つめた。
「フフ、もう前と違って守られるだけのか弱い女ではないわよ?それは貴方自身、一番よくわかっているのではない
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