第126話
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「………………………………」
ヨシュアの説明を聞いてエステル達が明るい表情をしている一方、ワイスマンは歯を噛みしめた。
「正直……かなり悩んだよ。再び僕を操った貴方が一体、何をやらせるだろうと。そして僕は……その一点に全てを賭けてみた。貴方が、僕が最も恐れることを僕自身の手で行わせる可能性にね。そして貴方はその通りに命じ、結果的に『聖痕』は砕け散った。もう僕は……完全にあなたから自由だ。」
「ヨシュア……」
ヨシュアの言葉を聞いたエステルは嬉しそうな表情をした。
「……愚かな……。このまま私に従っていれば遥かな高みに登れたものを……。新たなる段階へと進化させてやったものを……」
「エステルと同じく……僕もそんなものに興味はない。それに道というのは……他人から与えられるものじゃない。暗闇の中を足掻きながら自分自身の手で見出していくものだ。」
「はは……それが出来れば世話はない!人の歴史は、闇の歴史!大いなる光で導いてやらねばいつまで経っても迷ったままだ!」
「違う―――!人は暗闇の中でもお互いが放つ光を頼りにして共に歩んでいくことができる!それが……今ここにいる僕たちの力だ!」
ワイスマンの叫びの言葉に対し、ヨシュアも叫びの言葉で返した!
「ヨシュア……」
「……クク……出来損ないの執行者風情がずいぶん大きな口を叩くものだ。ならば見せてみるがいい……。闇の中でも輝くというお前たちの光とやらをな……」
ヨシュアの言葉にエステルは明るい表情をし、ワイスマンは嘲笑をした後、小型の人形兵器を召喚した!
「”盟主”の忠実なる僕―――”蛇の使徒”が一柱、”白面”の力、見せてやろう!」
ワイスマンが杖を構えて高々と叫んだその時!
(フン!そんな暇を与えると思っているのか?)
なんとサエラブ達がエステルの身体の中から全員出て来た!
「グオオオオオオオオオーッ!!」
さらにカファルーも自分からエステルの腕輪から出て来た!
「そこです!精密射撃!!」
「なっ!ぬっ!?」
そしてテトリが放った技によって驚いたワイスマンの手から杖が弾き飛ばされ
「光よ!降り注げ!爆裂光弾!!」
「グッ………!?」
ニルが放った魔術によって、ワイスマンは怯み、また周囲の人形兵器達もダメージを喰らい
「クー!!」
「ガッ!?」
クーが放ったアクアブレスによって人形兵器と共に吹き飛ばされ
「グオオオオオオオッ!!」
「グワアアアアアッ!?」
カファルーが放った爆炎スマッシュを受けたワイスマンは大ダメージを受けて吹き飛ばされ、また、人形兵器達は完全に破壊され
(聖なる意思よ、我が仇為す敵に断罪の稲
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