機動戦艦ナデシコ
1329話
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ツキ。
もしこれが原作であれば、恐らく歯がキラリと光っていたりするんだろう。……多分。
「そうだな、その辺についてはこっちのエザリアと交渉してくれ。……エザリア・ジュール。政治を司っている人物で、シャドウミラーの3人の大幹部の中の1人だ」
視線を向けられたエザリアがソファに座ったまま小さく頭を下げる。
「エザリア・ジュールよ。これからは私が窓口になるわ。私の手が空いてない場合は、この二人が担当するから、そのつもりでいて頂戴」
視線を向けられたあやかと千鶴が頭を下げる。
ちなみにアカツキの言葉遣いが丁寧なのに対してエザリアが普段通りの口調なのは、やはり国家と企業という格の違いからだろう。
「雪広あやかといいます」
「那波千鶴です」
『ほう! エザリアさんもそうですが、そちらのお二方も美しいですな。もしかしてシャドウミラーにはそちらの3人のように魅力的な女性が多いのでしょうか?』
……うん、やっぱり言葉遣いはともかくとして、性格は予想通りらしい。
「そうだな。シャドウミラーに所属している人物は色々な意味で魅力的な人材が多いのは事実だ」
『それは羨ましい』
「そうか? ナデシコにも美人が揃っていたと思うが?」
『はっはっは。確かにそうでしょうね。私もエリナ君を派遣していましたし』
お互いが交渉とは関係のない話題で話し続ける。
向こうもこちらのメンタリティを手探りの状況で調べているのだろう。
こっちも、アカツキがどういう性格をしているのかというのを探りながらの会話となる。
そんな風に、ネルガルとの交渉は一見すると和やかな雰囲気で始まるのだった。
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