第122話
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で相殺した!
「フフ………予想以上にやるわね、シェラザード。なら、これはどうかしら?」
シェラザードの強さに妖しい笑みを浮かべたルシオラは鉄扇を両手に持って、舞い始めた!
「花は散ってこそ花…………」
「!!嵐の力よ!我が鞭に宿れ!フフ………」
その行動を見たシェラザードはオーブメントを駆動させた後、身体全体に魔力を纏って鞭を持った状態でその場を踊り子が踊るように、華麗に舞った!するとシェラザードを囲むように雷が鳴り響く竜巻が発生した!そして2人は同時にSクラフトを放った!
「旋風よ、砕き散らしなさい!奥義、華散風魔の舞!!」
「奥義!ハリケーンスラッシュ!!……クロックアップ改!!」
2人が放ったSクラフトはぶつかり合った!
「…………行くわよ………!」
そしてシェラザードは2つの竜巻がぶつかり合っている隙を狙って、Sクラフトを放った時にほぼ同時に自分にかけたアーツの効果による身体能力の向上によって、鞭を構えてルシオラに迫った!
「!!」
迫ってくるシェラザードにルシオラは防御の構えをしたが
「先生と師匠との修行の成果………見せてあげる!嵐の力………思い知りなさい!」
そしてシェラザードは鞭だけに魔力を集中して纏わせ、すざましい嵐の力を宿らせ
「はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はっ!はぁっ!!!」
「キャアアアッ!?迂闊ね…………」
シェラザードが放ったサンダビュートの強化型であるSクラフト――ハリケーンビュートの威力はすざましく、防御が崩されたルシオラは悲鳴を上げて、地面に跪き、戦闘不能になった!
「フフ……なるほど。これならば……上に進む資格があるかもしれないわね。」
戦闘不能になり、地面に跪いたルシオラは立ち上って、口元に笑みを浮かべて言った。
「……姉さん。ひとつだけ訂正させて。あたしは姉さんを恨むことなんてできないわ。あたしの元を去ったことも、座長を殺めてしまったことも。ただ……どうしようもなく哀しいだけよ。」
「シェラ姉……」
「シェラザードさん………」
シェラザードの答えを聞いたエステルとペテレーネは心配そうな表情で見つめた。
「………シェラザード……」
一方ルシオラもシェラザードを見つめた。
「それに、やっぱり信じられない。姉さんがそんな理由で座長を殺めてしまっただなんて……。あたしたちのことを思って辛い選択をした座長のことを……」
「………………………………。……ふふ……さすがに誤魔化せなかったか。」
シェラザードの話を聞いたルシオラは皮肉気に笑って言った。
「え……」
「さっきの話にはね……続きがあるの。あの人を説得しようとしてそれで
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