第118話
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「それに加えて、俺の技術でさらに強化や改造をしておくよ。」
「えっと………本当にできるの?凄く昔の武器に手を加えたりするんでしょ?作るだけでも大変じゃあ……?」
博士とウィルの言葉を聞いたエステルは首を傾げて尋ねた。
「エステル、俺の本来の職業を覚えているかい?」
「えっと………確か”工匠”だっけ??」
ウィルに尋ねられたエステルは考え込んだ後、確認した。
「そうだよ。『工匠に不可能はない!』それが”工匠”なんだから!」
「あ、あはは……微妙に答えになっていないんだけど………」
(クク……相変わらずだな………)
力強く答えたウィルの言葉にエステルは苦笑し、エステルの身体の中にいるサエラブは口元に笑みを浮かべていた。そしてエステル達はそれぞれの武器を渡してウィル達に強化や改造をしてもらった。
「はい。まずオリビエさんには”マスカレイドアイ”。勿論、威力も俺が手を加えたからデータ以上の威力を出せるし、”魔導”でも動くようにしてあるよ。」
「フッ、ありがとう、ウィル君♪」
ウィルに新たな自分の得物となる武器を渡されたオリビエは礼を言った。
「プリネさんにはこのレイピアで、クローゼさんにはこのレイピアを。」
「ありがとうございます。………凄いですね……魔術を少し使う私でもとてつもない魔力が籠められている事がわかります……!」
「ええ……!私に渡されたレイピアはとてつもない聖なる魔力が籠っていますし、刃も以前以上に鋭くなっています……!なんという名前の武器ですか?」
ウィルに渡されたクローゼはお礼を言った後レイピアを見て驚き、プリネは頷いた後、尋ねた。
「プリネさんが持っているのは”プリンセスエペ”。俺が名付けたんだけど、どうかな?」
「”皇女のレイピア”ですか。フフ、私にピッタリですね。」
「私のレイピアはなんという名前なんですか?」
ウィルの説明を聞いたプリネは微笑み、クローゼは尋ねた。
「クローゼさんの持っているレイピアは名付けて”エージエペ”。君達が来る前にリフィアが来て、彼女に頼まれて作った武器――”エージロッド”と同じく、”次の世代へと繋ぐ道標”という意味を込めたレイピアさ。」
「へ〜。まさに今のクローゼにピッタリじゃない!」
「フフ、そうですね。ありがとうございます、ウィルさん。」
ウィルの話を聞いたエステルは頷いてクローゼを見て、見られたクローゼは微笑みながらウィルにお礼を言った。
「ヨシュアには”鳳凰剣(鳳・凰)”じゃ。」
「勿論、以前俺が作った双剣も合成してあるから以前の能力も継承しているし、俺が持ってきた素材も加えてあるからオリビエさんが持っている銃のようにデータ以上の威力が
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