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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜”裏の協力者達”〜(序章終了)
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言うカイエン公爵の言葉にルーファスは静かに頷き、クロウは黙り込んでいた。
「そうそう、もう一人の”騎士”についてだが……そちらも何とか引き込めないか策を講じているところでね。知己たる君にも協力してもらうかもしれない。まあ、考えておいてくれたまえ。」
「……了解だ。」
自分の返事を聞いたてその場から去るカイエン公爵をクロウは黙って見つめ
「―――そこまで甘くはない。そう言わんばかりの顔だね?」
クロウの様子を見たルーファスは静かに問いかけた。
「………クク、まあな。鉄道憲兵隊に情報局……正規軍以外にも厄介な連中がいる。後はメンフィルの動きだな。特に”殲滅天使”あたりが自分が”臨時領主”を務めているメンフィル帝国領であるケルディック地方の近辺で正規軍と何度もドンパチをしている事を理由にメンフィル軍を率いて介入してくるかもしれねぇし、”紅き翼”も取り逃がしちまったし、それ以外にも動きがありそうだ。アンタの弟もそうだが……甘く見ないほうがいいんじゃねえか?」
「フフ、せいぜい公爵家の気骨を見せてもらうだけさ。我が弟もそれくらいは心得ているだろうしね。それに―――」
クロウの忠告に静かな笑みを浮かべたルーファスは自分達に近づいてきた”協力者”たちに視線を向けた。
「それを打ち砕くための諸君だ。……そうではないかね?」
「うふふ、そうですわね。」
「クク、大人気ねえことこの上ないって感じだが。」
ルーファスに視線を向けられたスカーレットは微笑み、ヴァルカンは不敵な笑みを浮かべ
「だが、これも戦場の常―――」
「まー、せいぜい派手に盛り上げさせてもらいますわ。」
「フン、わたくしたちはあくまで一時的に協力するだけですわ。」
「ハハ、美しき花火が存分に見られるといいのだが。」
「ふわああっ……ま、程々に手を貸してやるさ。」
他の多くの協力者たちもそれぞれ自分達が貴族連合に加勢する事を表意した。
「……確かに。この化物ども相手じゃ、万が一もありえねぇか。」
協力者達の面々を見回したクロウは苦笑しながらルーファスに視線を向け
「フフ、そういうことだ。”獅子戦役”の再現―――”裏側”の方は君達に任せた。相手は”子供達”に”紅き翼”、そして”有角の若獅子”たちに”異世界の英雄”達……それでは存分に、心行くまで盛り上げてくれたまえ……!」
ルーファスは頷いた後協力者達の前に出て宣言をした!
〜2時間後・メンフィル大使館・執務室〜
「―――何?ユミル―――それもリィン・シュバルツァーから緊急報告の通信が来ているだと?―――ああ、こちらに回して構わん。…………久しいな、シュバルツァー。緊急報告と聞い
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