2部分:第二章
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男と浮気」
まずそれが信じられない。浮気なのかさえわからない。しかし心の中に何とも言えない鬱々とした気持ちも沸いてくる。それが抑えられないのも事実だった。
そうした気持ちを抱き続けたまま家路についていた。その時であった。
擦れ違った女の子がいた。高校生位で背は低く黒く長い髪をストレートにしている。顔は白く目は大きくて丸い。まるで人形の様な女の子でミニスカートにしたグレーの制服がよく似合っていた。
「あら」
奇麗な娘ね、そう思った。それと共にあることを思いついたのだった。
「そうね」
それを思うとついつい口に笑みが出る。その時に恒久のこともわかった。
「そういうことね。それじゃあ」
笑いが止まない。含み笑いだがその含み笑いのまま今擦れ違った女の子に声をかけるのだった。
「ちょっと貴女」
「はい?」
振り向いた女の子はやはり奇麗だった。この娘が相手なら。小百合は心の中で密かに思いながら今から自分がすることを考えていた。
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