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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第7話
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「フフ、クロウは色々と忙しくしているみたいよ?”蒼の騎士”―――貴族連合の”切り(ジョーカー)”としてね。」

「っ……!」

「クロウさん……」

クロウの現状を知ったリィンは厳しい表情をし、セレーネは辛そうな表情をした。



「でも、残念ながら君のお仲間のことはケルディックで”貴族連合”の動きを警戒している”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”達を除いて知らないわ。あの子も―――エマも身を隠しているみたいだし。そんなに知りたいなら―――」

リィンのもう一つの問いかけに応えて何かを言おうとしたクロチルダだったが、突如聞こえて来た銃声に目を丸くして答えるのを止め、リィン達は銃声が聞こえて来た方向―――ユミルに視線を向けた。



「え……」

「この音……―――銃声か!?」

「あら、早かったわね。アルバレア公の雇った猟兵部隊……皇女殿下の身柄の確保も時間の問題かしら?」

「猟兵がユミルに……!?」

「ひ、姫様が……!」

「そ、そんな……!?」

「くっ、正気か、お前ら!?ユミルはメンフィル領だぞ!?自国領があの”ハーメル”のように貴族連合―――いや、”エレボニア帝国が雇った猟兵達に襲撃された事”に”英雄王”達―――メンフィルが絶対に黙っていないぞ!?まさかお前ら、内戦も終結していないのにメンフィルと戦争をするつもりなのか!?」

クロチルダの話を聞いたリィン達が血相を変えている中、トヴァルはクロチルダを睨みつけた。



「そちらの動きについては私は無関係なのだけど……フフ、でも急ぐといいわね。一生懸命走れば、何とか間に合うかもしれないわよ?」

そしてリィンたちに助言したクロチルダの幻影は消えた後グリアノスはどこかへ飛び去った。

「くっ……言うだけ言って……!」

「おい、グズグズしている暇はなさそうだ!」

「殿下や郷のみんなが危ない……急いでユミルに戻ろう!」

「「は、はいっ……!」」

トヴァルの言葉にリィン達が頷いたその時、咆哮が聞こえると共に地鳴りがした!



「!?この咆哮は……!」

「まさか――――」

咆哮を聞いたリィンとセリーヌが血相を変えるとアイゼンガルド連峰方面へと続く道から再び”魔煌兵”が現れた!



「チッ!?この忙しい時に!」

「わたくしが倒し損ねた”魔煌兵”……!やっぱり生きていましたか……!」

”魔煌兵”を見たトヴァルとセレーネは厳しい表情をしたその時、石碑が光り、かつてリィン達が対峙した謎の魔獣まで現れた!

「そ、そんな……」

「さっきまで霊力(マナ)は落ち着いていたはずよ……!まさか……あの(ヴィータ)の仕業!?」

新手の登場にエリスは表情を
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