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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第7話
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「勿論、わたくしも皆さんとまた会う為に協力しますわ、お兄様……!」

「やれやれ……世話が焼けるんだから。」

「はは、まあこれで一件落着ってところか。」

「クスクス―――それはまだ早いんじゃないかしら?」

リィン達がそれぞれ安堵していると空から妖艶な声が聞こえて来た!



「この声は……」

「まさか―――」

声を聞いたリィン達が驚いて空を見上げるとどこからともなく飛んできた蒼い鳥が石碑に止まった。



「グリアノス……!」

「あの蒼い鳥は確か……!」

「帝都とあの映像で見た……!」

「こんにちは、リィン君。帝都のブティック以来―――1ヵ月半ぶりかしら?」

蒼い鳥―――グリアノスにリィン達が驚いているとなんとグリアノスから女性の声が聞こえて来た。



「こいつは……」

「と、鳥が喋って……?」

「も、もしかしてセリーヌさんと同じ……?」

「ヴィータにグリアノス……!よくも抜け抜けと現れたわね。いいえ―――こう呼ぶべきかしら?結社”身喰らう蛇”の第二使徒、”蒼の深淵”ヴィータ・クロチルダ!」

仇を見つけたかのようにセリーヌはグリアノスを厳しい表情で睨みつけた。



「”使徒”……!?」

「”結社”の最高幹部か……!」

セリーヌの言葉にリィンとトヴァルが驚いているとなんとグリアノスから”蛇の使徒”の第二柱―――”蒼の深淵”ヴィータ・クロチルダの幻影が現れた!



「フフ、セリーヌも久しぶり。妹さんと遊撃士さん、後は”メンフィルの黒き薔薇”の妹さんとはお初にお目にかかるわね。”使い(グリアノス)”越しで失礼するわ。」

「っ……!?」

「なんて魔力…………」

「ミスティ―――いえ、クロチルダさん。どうしてここがわかったんですか?」

「こちらも君と”灰の騎神”の行方を捜していたところでね。内戦が始まって1ヵ月、動向を追っていたんだけど……この地の”魔煌兵”達の稼働を感知してやっと居場所を突き止めたってわけ。」

「チッ……迂闊だったわね。こんなに早くバレるなんて。」

クロチルダの説明を聞いたセリーヌは舌打ちをして厳しい表情をした。



「フフ、クロウとの一騎打ちもこっそり拝見させてもらったわ。初めて乗ったわりにはよく頑張ったみたいだけど……正直、実力差としては大人と子供の戦いだったわね?」

「くっ……クロウとあの蒼い騎神は今、何をしているんですか……?士官学院のみんなはあれからどうなったんだ!?」

「兄様…………」

「………………」

クロチルダを睨んで叫ぶリィンの様子をエリスは心配そうな表情で見つめ、セレーネは真剣な表情でクロチルダを見つめた。




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