第6章
体育館裏のホーリー
第106話 二学期、始まります!
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神楽と一日交代でイッセーの膝の上に座っている。
「良いの!ありがとう!」
ユウは特に遠慮する事無く、塔城から飴を受け取る。
食べ物の事には物凄く素直だよな、ユウって。……悪く言っちまうと、食い意地が張っているって事になるけどな。
今度、なんか作って持ってくるか?最近、菓子作りしてねえからな。
「……ったく、すぐに順応できて羨ましい限りだ」
すぐに馴染んでいるイリナとユウを見て、ライニーは嘆息する。
まあ、悪魔を絶対悪として見てきていたこいつにとっては複雑なんだろう。
それでも、ここにいるって事は、考えを改めたからなのか?それとも、俺達に対して多少は心を許してくれていると言う事なのか?たぶん、後者だろうな。
「みんな揃っているわね?」
部室に部長が副部長を連れて入室してきた。
「アルミヤさん!」
二人の後ろには、アルミヤさんもいた。
「明日からこの学園の教員をやる事になった。よろしく頼むよ」
そう言えば今日、担任から明日この学園に新任の教師が来ると言う事を聞いていた。イリナ達の事があって特に気にしてなかったが、この人がそうだったのか。
部長と一緒にいたって事は、その辺の話し合いでもしてたのか?
「紫藤イリナさん、神田ユウナさん、ライニー・ディランディ君、貴方達の来校を歓迎するわ」
「リアスさん…あ、リアス部長、そして皆さん!」
「今後ともよろしくお願いしまーす!」
イリナとユウは元気良く挨拶をする。
「……迷惑は掛けない様にする」
ライニーは大分ぶっきらぼうに言うが、まあ、こいつにしては精一杯挨拶した方なのか?
「私が担当するのは英語だ。もしその辺で聞きたい事があれば、教師として教鞭を執ろう」
この人はそっち方面でも頼りになりそうだな。
「ところで部長、この四人が来たのは三代勢力絡みの事ですか?」
「俺はいらないと言ったんだ」
俺の質問にいつの間にか背後にいたアザゼルが代わりに答える。
「『渦の団』と言う敵対組織がある以上、堕天使と悪魔だけじゃバランスが悪かろうと、ミカエルが律儀にも寄越したのさ」
同盟を結んでるし、断る訳にもいかないだろうしな。
「そこで、皆さんと交流があった私達が来る事になったの。ミカエル様の祝福を受けて転生天使となった私達がいれば、さぞや心強い事でしょう!アーメン!」
イリナはノリノリで自信満々にポージングして言う。
「それにしても、人間が天使になるとはな」
「神の消滅で天使が生まれなくなったからな。悪魔や堕天使が用いていた技術を応用したんだろう」
「カードに倣った編成で、Kの上位天使が率いるAから|Q《
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