第6章
体育館裏のホーリー
第106話 二学期、始まります!
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はライ君共々仲の良いお友達の関係で〜す♪」
嬉しそうに言うユウにライニーが詰め寄る。
「おい、ユウ!誰が奴らと友達だ!俺まで巻き込むな!」
「ええぇ、ライ君ももう二人とお友達でしょう?」
「違う!なった覚えも無いし、なる気も無い!」
「ええぇ、そんなにテレなくても」
「テレてねえ!」
すると今度はユウとライニーが漫才じみた言い合いを展開し始める。
「あのー、神田さんとディランディ君はどう言う関係なんですか?」
女子の一人が二人のやり取りが気になったのか、二人の関係を訊ねる。
「私とライ君はイリナちゃん達みたいな幼馴染みか家族みたいな関係かな♪」
嬉しそうにライニーとの関係を口にするユウ。ライニーも今度は否定はしなかった。
「これでも、ライ君のお姉さんを自負してます!」
「………そうだな。世話の掛かる姉だな」
胸を張ってライニーの姉宣言するユウにライニーは否定せず、ボソッとそう言う。
「ちょっと、それどう言う意味!?」
「……そのままの意味だ」
再び、二人が姉弟漫才?を始め出す。
その光景にクラス中がどこか微笑ましげになった。
ー○●○ー
放課後、部室で改めてイリナ達の迎え入れをする事になった。
「元気そうでなによりだ!」
「また会えて嬉しいです!」
「私もよ、アーシアさん、ゼノヴィア!」
再会を喜ぶアーシアとゼノヴィアをイリナは嬉しそうに抱きつく。
「「うわっ!」」
抱きつかれた瞬間、アーシアとゼノヴィアが悲鳴を上げてイリナから慌てて離れてしまう。
「うん?どうしたの?」
「イリナ、お前の首に下げてる十字架だ」
「あ、そっか!悪魔は十字架はダメよね!ごめんなさい」
「いえ、気にしないでください」
「ああ。ちょっとビックリしたが、これくらいは問題じゃないさ」
「それよりも、再会の嬉しさの方がいっぱいですから」
「「「これも主のお導き。ああ、主よ」」」
再会を天に感謝し、祈りだす三人。
悪魔であるアーシアとゼノヴィアがそんな事をすれば、本来は頭痛が襲うところだが、イッセーがミカエル様に頼んで、二人にダメージを与えない様になった事で、二人はなんの問題も無く祈る事ができる。
以前は祈っては頭痛に悩むアーシアとゼノヴィアの二人がデフォルメだったが、今後はこの光景がデフォルメになりそうだな。
「……良かったらどうぞ」
そんな中、塔城がユウに自分が舐めているのと同じ飴を差し出す。
実を言うと、ユウはさっきから塔城の舐めている飴をジッと見ていたのだった。
ちなみに塔城は今、イッセーの膝の上に座っている。冥界から帰ってきてから、神楽共々そこが定位置となりつつある様だ。今じゃ、
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