第6章
体育館裏のホーリー
第106話 二学期、始まります!
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です!」
「神田ユウナです!」
「皆さん」
「よろしくお願いします」
件の転校生の女子二人はイリナとユウだった。
『オオオオオオオオオオッ!!!!』
「絶滅危惧種のポニーテール美少女!」
「ツインテの娘も相当だぞ!」
「桐生の情報は!」
「確かだったか!」
二人を見て、クラス中の男子が騒ぎ出す。って言うか、騒いでいないのは俺とイッセーだけだった。
「ほら、ライ君も」
「……………ライニー・ディランディ。以上だ……」
そして、二人…と言うより、ユウが来ると言う事は、ユウと組んで行動するライニーも来る訳だ。
『キャアアアアアアアアアッ!!!!』
「イケメンよ!」
「木場きゅんとは違ったクール系!」
「褐色肌が良い味出してるし、木場君よりも私好みかも!」
「私は断然、木場きゅんね!」
今度はライニーを見たクラス中の女子が色めきだす。
「……こっちも……っ……」
「……桐生の情報通りか……っ……」
『……イケメンは死ねッ!』
女子の反応にほとんどの男子が…っと言うか、俺とイッセー以外全員、ライニーに対して、小声で毒づく。
三人の登場にクラス中が騒然としていた。騒いでいないのは俺を始めとしたオカ研のメンバーぐらいだ。いや、俺以外は三人の登場に呆気に取られてるって感じだな。
俺はまあ、予感があったから、そこまで驚いていない。
「あっ、イッ君、アス君!」
「二人とも同じクラス?」
「……その様だな……」
俺とイッセーを見つけた二人が声を掛けてくる。
「イッセー、明日夏、貴様らぁ!あの二人と知り合いなのかぁ!?」
それを見た松田が問い詰めの叫びを上げる。特にイッセーに向けて。
俺達の代わりにイリナが答える。
「兵藤一誠君と士騎明日夏君は私の幼馴染みなんで〜す♪」
それを聞いた男子達は一斉にイッセーを睨む。何人かは俺の事も睨んでいた。
「ま・た・か!またかよ!また幼馴染みかよ!?」
「千秋ちゃん、千春さん、鶇さん、燕ちゃんと四人も来てるのにまだ!貴様ぁ、一体何人の美少女の幼馴染みがいれば気が済むんだぁ!?」
「いや、そんな事を言われても……!?」
俺を除いた男子全員の集中砲火にイッセーも完全にダジダジだった。
「安心しろ。これで全員だ」
嘆息しながら言うと、男子達は今度は俺の方を睨んできた。
「嘘は何一つ付いちゃいねえから睨むな」
俺がそう言うと、男子達はようやく矛を収めた。
「いや待て待て!」
「……今度はなんだ……?」
「まだ、あっちの子との関係を聞いていないぞ!」
元浜が俺とイッセーとユウとの関係を訊いてくる。
それにユウが答える。
「イッ君とアス君と
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