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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第百四話 花見の終わりに
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赤い顔を隠すようにエイミィの背後に隠れる。
「いくら酔っ払ったからって抱きついて、抱きしめられて、膝枕って」
自己嫌悪の独り言が聞こえるが、その内容で大体の事情を把握したエイミィは苦笑しながらも何も言わずに美由希が復活するのを待つのであった。
そして、美由希を見送った士郎達のところはというと、やはり姉妹というか目を覚ました、なのはが顔を真っ赤にしていた。
まあ、無理もない。
なのはが目を覚ませば、隣で眠っていた姉は居らず、目の前には膝を貸してくれた好意を頂く者の顔。
その状況で顔を真っ赤にして固まらないほどタフな精神ではない。
「え、えっと、ひ、膝枕ありがとうございました。
わ、私、フェイトちゃん達探してくるね」
「ああ、俺も移動するよ。
もう少し交流も兼ねて話したい人たちもいるし」
「う、うん、じゃあ、また後で」
いや、本当は今すぐ飛行魔法で飛んで逃げたい気持ちを抑えて、平然を装っているあたり結構タフなのかもしれない。
「では、エステートさん、俺もこれで」
「ええ、またこうして飲めるのを楽しみにしてます」
士郎とエステートも折角の機会を無駄にしないために動き出した。
そして、時間と共に宴も盛り上がりのピークを過ぎ、それぞれがゆったりと気ままな時を過ごす。
だが始まりがあれば、終わりもあるわけで
「あ〜、それでは宴もたけなわではございますが」
「陽も落ちてまいりましたし、既に眠りの世界に旅立たれている方も少なからずいらっしゃるようですので」
「ここらでお開きにしたいと思います」
陽もだいぶ傾き、少し風が冷たさを含み始めたころあいでお開きとなった。
「さっきのくじ引きで配置されたとおり、片付けとごみ分別の分担をお願いします」
とはいえこれだけの人数が食べて、飲んで楽しんだのだ。
きっちり片付け綺麗にするまでがお花見。
眠りの世界に旅立っている者を起こし、参加者全員で片づけが始まった。
とはいえ参加者の人数だけに何名かはまだ酔いが抜けていないのか、フラフラしているが、あっという間にゴミもまとめられ、ゴミ捨て場に捨てられる。
最後の片付けも終わり、それぞれが荷物をまとめ始める。
もっともまだ歓談している人数のほうが多く、帰るのはまだ少し時間がある。
「じゃあ、ちょっと行って来るね」
「は〜い、いってらっしゃい」
美由希さんに見送られ、なのはとアリサ、すずかに案内されて、士郎とフェイト、はやては花見会場の奥の方に歩みを向ける。
ちなみに美由希が見送る際に士郎と目が合い顔を赤くしたが、なのは達は気がつかない振りをしていた。
なのは自身、士郎の傍にいると顔が熱
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