厄介事がやってきました
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共に行方不明です」
「……は? 何で?」
「直前まで同行した者の話ですと……未来知識を持つ少年が欲しがる奇跡の石だと勘違いしている節があったそうで」
何それ?
「……うわー、うわー、何処かの取引現場で魔力暴走して次元震引き起こすビジョンしか浮かばないわー」
「平行してレリックの発掘もお願いしますね、放置して良い物ではありませんし」
レリックもか……まあ当然だよな。
「……ヴィヴィオは?」
「大丈夫です、確保してあります……ですが不完全です、フェイトさんの情報が必要になりそうです」
「足りなきゃエリオの分もか」
「ええ」
最悪の場合は聖王の遺伝子情報をばら撒いて成功例や失敗例を色々試す事になる。
「ジュエルシードを持って逃げた奴の足取りは掴めてるのか?」
「ユーノが紹介してくれた可愛い義弟が追ってくれてます」
「スカリエッティのアジトもアイツにやらせたのか」
「ノリノリでしたよ――恩が返せるって」
「茶菓子で手を打ったって言ったのにな……」
「頑張って下さいね――後ろの二人の分もまだ残ってますから」
振り返ると微笑むドゥーエと顔を真っ赤にしたチンクが目を逸らした。
「とりあえず、地球に行って来ますジュエルシードの情報が漏れてるなら海鳴の事も漏れてそうだし」
「大切なんですね」
「俺のせいで滅ぼされたくないだけです」
「はい、そう言う事にして置きましょう」
微笑むカリムの顔が何時にも増してムカつく……もういい。
「ドゥーエ、チンク、行くぞ、お仕事の時間だ」
「はい、よろしくお願いしますマスター」
「世話になる」
とりあえず海鳴市へ……面倒くさい。
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