厄介事がやってきました
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や――流石は私の計画に正面から挑もうという猛者だ……戦うまでも無い――私は敗北したのだよ』
「だから、まだ戦っちゃいないだろ、人の話を聞けよ!? 何が言いたいんだ!?」
「君の未来知識に関するレポートは見せて貰った――そのデバイスもね……私や娘達の事を偉く気に入ってくれているようだ」
「――……別に特別意識してる訳じゃない、ちょっと別世界の未来知識があっただけだ、この世界の事じゃない」
この世界にはユーノ・スクライアではなく俺が居るのだ、未来なんてとっくに崩壊している。
「くっくっく、そう言う事で良いだろう――残りの娘達は必ず完成させよう。
私から君へのプレゼントだ――元々タイプゼロのデータが手に入ったのは、君が未来知識を披露してくれたからだしね」
「――貰っても嬉しくないな、俺は戦闘機人の情報を流してお前を利用しようとしただけだ、それに本人達の意思もあるだろう」
「かまわんさ、好きにすると良い、君と話すのもこれが最後だろうし少し言わせてくれ、彼等から開放してくれてありがとう」
「……もう少し自由でいたかったとか、そう言うのは無いのか?」
「あそこに私の自由は無かった、そして娘達が完成したら私は極刑だ、それに従おう」
……極刑って、原作では軌道拘置所に放り込まれて一生大人しくしてる筈だろ? ――此処まで未来が変わるのか?
スカリエッティの表情はどこか憑き物が落ちたような、狂喜が感じられなくなっていた。
「――二番は?」
「……自分の目で確かめたまえ」
「どういう意味だ!?」
スカリエッティは何も答えずモニターから消えて電源も落ちた。
「先ほど、彼が極刑などと言っていましたが、管理局はそんな酷い所ではありませんので、安心して下さい」
「騎士カリム、二番はどうなった?」
「心配ですか?」
「死んでたら後味悪いだけだ」
「……入って来て下さい」
カリムの声で入って来たのは二人、二番と五番だった。
「初めまして、ユーノ・スクライア、ナンバーズ二番、ドゥーエです」
「同じく、ナンバーズ五番、チンクだ」
ドゥーエはアニメで見たよりも若い気がする。
そしてチンクは小さい、今の俺よりも小さい、幼女そのものだな。
こいつらが拘留されずに此処に居るって事は教会に協力を申し出たのか?
「彼女達は貴方の秘書として働いて貰います」
「ちょっと待て、色々待て!! 秘書って何だ!?」
「秘書は秘書です、ユーノのサポートですよ」
「俺に何やらせる気だよ!?」
ナンバーズの二人を使わなきゃいけない依頼って何だよ!!
「実はジュエルシードの件なのですが……」
「……何かトラブルか?」
「大変申し訳ないのですが、情報を漏らしていた方が居て、現在ジュエルシードと
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