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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第194話
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祭のステージも―――嘘だったって本気で言うのかよ!?」
「それは……ああ―――その通りだ。」
リィンの怒声を聞いたクロウは一瞬言いよどんだが冷めた目つきで答えた。
「リィン……」
「お兄様……」
「……クロウもどうして……」
二人の会話を聞いた仲間達が悲痛そうな表情をしているとオルディーネは近くに刺さっていたシュピーゲルの武器である剣を抜いてヴァリマールに投げ渡した。
「ラインフォルト製の機甲兵用ブレード……お前の刀に比べりゃナマクラだが我慢してもらうぜ。そろそろケリを付けようじゃねぇか?」
そしてオルディーネはダブルセイバーを取り出した!
「”C”の得物……」
「本当に……先輩が”C”なのか……」
オルディーネの得物を見た仲間達はそれぞれ辛そうな表情をした。
「悪いが、その”灰の騎神”に粘られると後々面倒なんでな。士官学院共々、ここでブッ壊させてもらう。お前らを含めた学院関係者はまあ、全員軟禁ってトコか。メンフィルの貴族のお前やセレーネを軟禁すればそれを口実にメンフィルが戦争を仕掛けてくるかもしれねぇが……こいつや機甲兵の前では勝てねぇよ。」
「そうか―――だったら……俺が勝ったらどうするつもりだ?」
「っ……!クク……お前が勝ったら50ミラの利子を耳を揃えて返してやるよ。何だったら、今度はお前の後輩になってやってもいいぜ?」
「わかった、それで行こう。言っておくけど利子は莫大だからな?そして後輩は先輩の言う事に従うのが筋だ……戻ってきてもらうぞ―――クロウ。」
「クク……ナマ言いやがって。だがまあ―――そのあたりが落とし所ってヤツだな。」
互いに武器を構えて対峙した2体から凄まじい霊圧がさらけ出された!
「こ、これは……」
「二人の闘気に連動した膨大な
霊力
(
マナ
)
……」
「ッ―――おおおおおおおおおっ!!」
「らああああああああッ!!」
そして2体の騎神は一騎打ちを開始した!
クロウ操るオルディーネは手強く、ヴァリマールは一進一退の戦いを続けていたがようやくオルディーネに膝をつかせた!
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